ICL手術体験記。32歳男がICLの感想を語ってみた。

2019年10月にICL手術を受けました。自分の備忘録を兼ねて、体験記を書いてみたいと思います。

ちなみに、私は手術を受ける時点で32歳の男性です。

ICL手術を受けようと思ったきっかけ

私は中学生から目が悪く、いちいち眼鏡をかけたり、コンタクトをつけるのを煩わしく思っていました。また、3月頃と9月頃、毎年、コンタクトをつけていると目が痛くなりました。コンタクトが目の中でずれてしまい、すごく不快な状態になっていました。

大学生ぐらいのときにレーシックが流行り始め、興味を持ちました。でも、手術をしても、目が長期間にわたり健康な状態を維持できるのかどうかが心配で、敬遠していました。

時は過ぎ、30歳を過ぎました。

ある日、堀江貴文さんの「健康の結論」という本を読んでいた時に、あとがきで「10年近く前にレーシック手術を受けたが、いまだにすこぶる快適」といったことが書いてありました

「レーシックを受けることを再検討してみるか…」と思い、堀江さんが出していた別の本「『め』は大事」という視力矯正手術をテーマにした本を購入してみました。

その中でレーシックと一緒に紹介されていたのがICLです。

レーシックは角膜を削る手術なのに対して、ICLは角膜を削らずレンズを目に入れる手術である、またレンズは後から取り出すこともできる、ということを知り、これはレーシックより安心感があるかも、と思い始めました。

また、ICLの方が見え方の質が良い、手術後に視力が落ちるリスクもレーシックより低い、ということも知りました。

ICLはレーシックより手術費用が高かったのですが、自分の目は一生にかかわることですし、費用の大きさよりクオリティにこだわりたいなと思いました。

というわけで、ICLを受けることを前向きに検討し始めました。

どの病院でICL手術を受けるか?の決め方

ICL手術を受けるとしても、「どの病院で手術を受けるのか?」というのは非常に重要な問題です。

目の手術ですから、変なやぶ医者の手術で失敗したりしたら、残念過ぎます。しっかり経験と実力のある先生に執刀してもらいたいと思いました。

いくつかの本を読み、インターネットでICLについて調べまくる中で、北澤 世志博先生という方が業界の第一人者であることがわかってきました。

レーシックとICLについて相当長期間にわたり執刀経験を重ねられていらっしゃるようでした。

ちなみに、「『め』は大事」の中で、YouTubeホリエモンチャンネルで堀江さんのアシスタントをしている寺田さんにICL手術を執刀したのも、北澤先生でした。

この先生にお願いしよう!ということを決意しました。

北澤先生にたどり着くまで

「『め』は大事」によると、北澤先生は神戸神奈川アイクリニックの先生とのことでした。しかし、同クリニックのウェブサイトを見ても、先生の名前があまり出てきません。

「名前は出てこないけど、クリニックの中で執刀をされていらっしゃるんだろうな…」と思いつつ、ネット検索を重ねていたところ、北澤先生は「サピアタワーアイクリニック東京」に移籍(?)していたことがわかりました。

サピアタワーアイクリニック東京のウェブサイトを見ると、2019年から北澤先生が執刀責任者になっていたのです。

それを見て、サピアタワーアイクリニック東京に申込をすることにしました。

第1回検査

2019年8月に第1回検査をしました。

検査前の3日間はコンタクトレンズをつけてはだめ、とのことだったので、眼鏡で過ごしました。

当日やったことは、

・目の検査

・医師の診察

・同意書の手交

ですね。

目の検査

まず問診表を書きましたが、最後の備考欄に「北澤先生に執刀をお願いしたい」と書きました。スケジュールを合わせれば可能、とのことでした。

その後、目をあらゆる角度から検査しました。

・遠くに気球が見えてぼやっとさせてから焦点合わせる

・目に空気砲を当てる

・通常の視力検査(最初は裸眼で、徐々にレンズを入れていく)

といったことです。視力検査はかなり細かく段階を踏んでやっていました。

医師の診察

目に「瞳孔が開く目薬」を差して、その後、医師に目の中を見てもらいました。目薬を差して10分ぐらいすると、手元のスマホを見てもぼんやりして目の焦点が合わなくなりました。目は痛くはなかったです。

先生に目を見てもらい、「目は問題無いですね。手術可能です」と言われました。

同意書の手交

その後、カウンセラーさんのような人から、今後の流れなどについて説明がありました。

そこで、同意書を渡されました。ざっくり言うと、「この手術にはこんなリスクがあるが、何かあっても文句言わないでくださいね」といったことが書かれている同意書です。

最後に検査料1万円(第2回検査の分も込み)を支払って終了。

第2回検査

第1回検査から2日後に、第2回検査を実施しました。引き続き、コンタクトレンズを使用不可だったので、眼鏡で生活しました。

やったことは、

・目の検査

・医師の診察

ですね。

目の検査は第1回の時と同様です。視力を正確に測るためには1回だけでは心配なので、2回目も実施する、ということのようでした。

その後、医師の診察を実施。

手術実施にあたっての同意書を家で読んできて心配になったことを、一気にぶつけました。

その内容について、以下に書いていきます。

「中等度近視には慎重に対応する」とあるが、中等度近視への手術にはどんなリスクがあるのですか?

同意書の中に以下の記述がありました。

(日本眼科学会屈折矯正手術ガイドライン第7次答申(平成31年)より)「等価球面屈折度で6.0D以上の近視とし、3D以上6D未満の中等度近視および15Dを超える強度近視には慎重に対応する

僕は中等度近視です。中等度近視には「慎重に対応する」という記述があったので、ビビってしまいました。で、上記の質問をぶつけたわけです。

先生(北澤先生ではない)からの回答は、

「え…なんでこんなこと書いてあるんだろう。中等度近視でも全然適応なんですけどね。まぁガイドラインって、何でも保守的に書くからなぁ。うちの病院でも中等度近視の方でも全然ICLやってるし、大丈夫ですよ。

まぁ、中等度近視だったら、眼鏡とかでも比較的乗り切りやすいから、そんな中であえてICLやる必要がありますか?という意味で『慎重に対応する』と書いてあるんじゃないですかね」

正直、病院として同意書を手交しているのに、同意書の中身をよくわかっていないで「なんでこんなこと書いてあるんだろう」みたいなこと言うのはどうかと思いました。

ですが、まぁ中等度近視でも症例はたくさんあるだし問題ない、ということなのだろうな、と自分を納得させました。

仮にICLがうまくいかなかったときに、レーシックを行うとしたら、自分の目はレーシックを行うのに十分な角膜の厚さがあるのでしょうか?

先生「ありますよ」、とのこと。

手術後、目をこすっても良いのでしょうか?

先生「手術後しばらくは絶対ダメ。感染症の原因になる。ただ、手術後1か月もすれば、こすってもいい。通常通りの生活をしてもらって構わない。」

白内障が合併症として生じた、という点が同意書に記載されていますが、どういう場合に白内障につながるのでしょうか?

先生「3,700以上の目をやってきて1件だけ生じた例。レンズと水晶体が接触して起こったものと思われる。ただ、これが起きたのはホールICL(穴の開いたレンズを使用するもの)が出てくる前。ホールICLになってからは、白内障が起きるリスクは大きく下がった。」

長期間目の中に入れておいた場合、目の中でレンズが癒着して取り出せなくなる、ということは無いのか?

先生「無い。目の中は、体の他の部分とは全く違う仕組み。体の中だと癒着するようなこともあるだろうが、目の中でそれは無い。」

同意書の中で、白内障以外にもたくさんの合併症または副作用等生じる可能性を説明されている。これらが起こるリスクはどの程度なのか?

先生「これらの文言は目の手術をするときに必須になるもの。白内障の手術でもこれらの文言が同意書に入っている。可能性として、いろんなことが起こりうるということ。」

・・・と、上記のような質疑応答を行い、自分としては、この手術を受ける決心を固めました。

手術代金は合計68万円税込。

レンズを取り寄せる必要があるので、前金で30万円を支払う必要がありました。意を決して、払いました。

次に来るのは10月です。

手術3日前~当日

手術3日前から目薬を差す必要がありました。朝、昼、夕方、夜の4回、毎日差します。

これ、結構面倒でした。僕はGoogleカレンダーで、時間が来たらアラームが鳴るようにして、スケジュール管理しました。でも、うっかり忘れてしまうこともありそうです。

3日前~前日まではコンタクトレンズをつけてもOK、手術当日はコンタクトレンズ装用不可でした。

手術当日

当日はコンタクトレンズ装用不可。眼鏡で現地に向かいます。

到着後、目薬を2種類渡され、5分毎に点眼。瞳孔を開く目薬と、麻酔の目薬だったようです。

それをしばらく実施した後、目の状態を確認してもらい、「十分に瞳孔が開いているので、手術できますね」とのコメントを頂きました。

そこで目薬点眼をストップ。

瞳孔が開いているため、視界がぼやけています。

そこから10分ほど待ち、手術室目前の待合スペース的なところに行きました。その場所で、氏名・生年月日・両目を手術するか、という質問を受け、答えます。

手術する人を間違え、別の人用のレンズを目に入れてしまうと大変なので、このような質問をしているのでしょう。

待合スペースに入ると、白衣的なものと白い帽子をかぶされます。

待合スペースにはお1人看護士さんがいらっしゃり、その方と雑談をしながら10分ほど待機。

そして、前の手術が終わり、いよいよ手術室に呼ばれました。

先生とあいさつし、手術台に上がりました。

手術中

いよいよ手術です。

まず、「目を閉じてください」と言われ、目の周りに太い筆のようなもので、何か液を塗られました。この時、液が少し目に入ってしまい、しみました。

そこから顔に紙のようなものをかぶされました。目の部分だけが開いているものです。

そして、手術中に目が閉じないように、上まぶたと下まぶたをテープのようなもので固定されました。

そして「まずは目の消毒ですよー」と言われて、目をジャバジャバ洗われました。

そこから「麻酔しますね」と言われて、目薬を差されて少し待ちます。

その後、「まぶしいですが、まっすぐ光の方を見てくださいねー」と言われて、光を見ます。この光がめちゃくちゃまぶしかった。まぶしすぎて一瞬きついのですが、今さら後戻りできないし、もうなるようになれ!という感じで、とりあえず強い光を見つめ続けました。

そして、「ここが一番大事なところですよー」と言われ、眼球を何かでぐっと押されたような感じがしました。まぶしい光を見ており、何をしているかはほとんどわかりませんので、感触があるのみです。

眼球をぐっと押され、目の奥の部分に眼球が当たるような感じがして、割と痛かったです。ICL手術は全く痛くない、という風に聞いていたし、そう思っていたので、「意外と痛いじゃん!」という感じでした。

ただ、ここで変な動きをする方が全然危険なので、おとなしくしてました。

その後、「レンズ入れますねー」と言われて、目の中にレンズを入れてもらいました。視界に一瞬レンズが「もわーっ」と広がったような感じがしました。

その後、「ちょっとしみますよ」と言われて、目薬を点眼。これが結構しみて痛かったです。ただ、まぁしょうがないですよね。

「はい、右目が終わりました」と言われました。ここまで3-4分ぐらいだと思います。

で、そこから左目に移行です。右目と同じプロセスで手術が進んでいきました。同じようにまぶしく、同じように痛かったです。

左目も手術が終わった後、顔に貼っていたテープなどを剥がしました。「剥がすとき痛いかもしれません」と言われましたが、僕は大して痛くなかったです。

で、手術終了。「お疲れさまでした」と言われ、「終わったー」とほっとしました。

手術台から立ち上がって、歩き出すと、裸眼なのにかなり見えるようになっていました。ただ、視界に赤い色が混じっていました。

先生に聞くと「消毒が少し目に入っているので、視界が赤くなることがあります。ただ、これはそのうち消えていきますので」とのこと。実際その後、時間とともに消えていき、30分後にはほぼなくなっていました。

手術後(手術当日)

その後、待合室で目薬を一定間隔で差しながら、30分ほど目を閉じて休憩です。

視力検査、先生の診察を経て、その日は終了。視力検査では、確か1.0近く見えるようになっていました(!)。

ただ、まだ目がしょぼしょぼする感じで、全然本調子ではありませんでした。「このままの感じがずっと続いたら嫌だな」と思っていました。

目薬を3種類渡されました。「朝、昼、夕方、夜の4回、5分おきに差してください」と指示を受けました。

ICLは目の表面に穴を開けているので、穴がふさがるまでの間に細菌が入り、感染症を起こしてしまうというのが一番のリスクのようです。なので、しばらくの間は目を絶対にこすらないということと、目薬をしっかり差す、ということが重要だという話でした。

その日は保護メガネをかけて、自宅まで帰りました。割と目がしょぼしょぼする感じが夜まで続きました。

また、夜、家の外を見ると、光の周りに輪っかが見えました。これは初期症状で、だんだん見えなくなるという話でしたが、「これがずっと続いたら嫌だな」と思っていました。

手術翌日~1週間

朝起きて周りを見ると、めちゃくちゃよく見えていました!また、昨日あった目のしょぼしょぼ感がほぼなくなり、通常の見え方にかなり近づいていました。

これはすごいかもしれない…!という感じがしました。

翌日午前に検診があり、再度病院へ。病院で視力検査をすると、両目とも1.5以上見えていました。

そこからの1週間の感想としては、まず、目薬がけっこう面倒ですね。1日に4回、3種類の目薬を差さなくてはいけなかったので。

しかも3種類は5分間隔で差さないといけないので、ついつい差すのを忘れそうになります。

また、保護メガネをして外出しないといけない、というのも面倒でした。ついうっかり保護メガネを忘れて外出してしまい、ひやひやしたこともあります。多分、風で何かが飛んできて、目に入ると、感染症の危険などがあるのでしょうね。

1週間健診

眼圧等の検査をした後、視力検査を実施。両目とも1.5以上見えていました。すげぇ…。

このころになると、目の違和感はありません。シンプルに裸眼の感じです。裸眼でめっちゃ目が見えます。めちゃくちゃ良いです。

視力検査の後、先生の診断。手術をしてくれた北澤先生でした。「きれいにレンズが入っていますし、順調ですよ」という嬉しい言葉をいただきました。

近々沖縄への旅行を控えていたので、「沖縄でプールに入っても大丈夫ですかね…?」と聞いてみました。渡されていた資料によると、手術後1か月はプールに入っちゃダメと書いてあったのですが、ダメもとで聞いてみました。

そしたらなんと、「まぁ2週間もすれば、傷はほとんどふさがりますから、プール入っても大丈夫ですよ」という嬉しいお言葉!

診察後、また目薬を処方されました。1種類だけ目薬の種類が変わりましたが、1日4回、3種類を5分おきに点眼するというのは変わらず。これ、手術後1か月検診までは続けるみたい。

この目薬が結構面倒ですねー。まぁ、目が見えるようになったメリットに比べたらどうってことないけど。

1か月検診

ついに手術から1か月!

もう、かなり見えるようになってます。また、光のまわりに輪っかが見える現象も、ほとんどありません(ほんの少しは感じますが、生活に支障はありません)。

検診では、いつもの「目に風を当てる検査」などをやった後、視力検査を実施。

両目とも2.0見えてました!!!

ま、2.0の小ささを見るときは「右?」「下?」みたいな感じで、かなりぼんやりとしか見えていなかったわけではありますが…。

それでも、「両目2.0」は嬉しかったです。

その後、先生の診察。目を見てもらうと、「あ、ちょっと傷があるけど、まだ1か月だからね~。非常に順調に来てますよ」という話でした。

「傷…?」とは思ったのですが、まぁ、順調に来ているということだったので、良いかなと自分を納得させました。

この1か月、1歳の息子の頭突きをまぶたに食らったり、プールに入って目にちょっと水が入ったりしたので、「大丈夫かな…」と思っていた部分もあったのですが、大丈夫だったようで何よりです。

診察後、目薬を処方されました。

これまでは3種類だったのですが、2種類に減りました。

また、これまでは1日に4回差す必要があったのですが、3回になりました。だいぶ楽になります。

1つ目の目薬を2本、2つ目を1本もらい、これらの目薬を差し切ったら、もう目に異常がない限りは目薬を差す必要が無いそうです。

そしたらいよいよ、何もめんどくさいことをせずに、視力2.0になれる…!最高すぎますね。

次は3か月検診です。3か月検診後、また更新します。

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