「イタリア旅行に行くことにしたけど、何をどう準備すればいいんだろう」
「イタリア旅行行く上で、気をつけたほうがいいことはあるのかな」
この記事は、そんな疑問を持った人のために書きました。
先日、7泊9日のイタリア旅行に行ってきました!ルートは、ローマ⇒フィレンツェ⇒ベネチア⇒ミラノです。
イタリア、ご飯は美味いし、人は明るいし、町は美しいし、最高でしたよ〜。
でもやっぱり、旅行中に「これは気をつけたほうがいいな」と思うこともたくさんありました。「失敗した・・・」「くそー!!」という場面も多々でした。
この記事を読めば、イタリア旅行をする上での注意点を事前に知ることができるので、旅行中に「失敗した〜!」ということになるリスクを減らすことができます。
本記事が、イタリア旅行を計画している(あるいはイタリア旅行中の)人の参考になれば幸いです。
ということで、早速紹介していきます。
目次
- 1 イタリア旅行の注意点:持ち物編
- 2 イタリア旅行の注意点:観光編
- 3 イタリア旅行の注意点:その他必要な心構え・知識編
- 3.1 スリに注意。特に時差ボケがある初日の夜は注意!
- 3.2 詐欺に注意。トラブルに巻き込まれたくなければ、Noといえる勇気を!
- 3.3 レストラン探しはYelpを利用
- 3.4 料理は量が多い!日本のノリで頼むと全く食べ切れない。二人で行くなら最大2品の注文に抑えて様子見するのが吉
- 3.5 頼みすぎた場合はテイクアウトできる場合ある!物は試しで聞いてみよう
- 3.6 バスチケットはバス車内で買えない!買えると思って乗っちゃうとタダ乗りになっちゃうので注意
- 3.7 バスに頼りすぎるな!時間に平気で遅れるし、そもそも来ないことある。僕は一度、30分待っても来なくて諦めました
- 3.8 LINE通話をダウンロードしておこう!いざという時の格安で電話できて便利。
- 4 まとめ:万全の準備で最高に楽しいイタリア旅行を!
イタリア旅行の注意点:持ち物編
Wi-Fiは持って行った方がいい。空港でレンタルしよう。
旅行中は、マジでめちゃくちゃスマホ使います。
1番お世話になったのは、なんと言ってもGoogleマップ。知らない異国の地を歩き回るわけですから、スムーズに歩き回るためにGoogleマップは必須です。
あとはちょこちょこGoogle検索します。たとえば、職場へのお土産を買うのにスーパー行きたい、となれば『ミラノ スーパー』で検索したり。美術館を見ていて、そもそもナポレオンって何した人だっけ?と気になれば、『ナポレオン』で調べてウィキペディア見たり。
後ほど詳しく書きますが、Yelpという口コミ検索アプリ(食べログの海外版)が便利すぎるので、それも使いますね。
とにかく旅行中にネットを使う機会はめちゃくちゃ多いので、wifiはマストです。
もちろんホテルや飲食店にもWiFi環境はあるのですが、街歩きしたりしながらネットが使えないのは不便すぎます。
絶対に持ち歩けるWiFiを準備した方がいいと思いますね。
WiFiは国内で予約し、国内の空港で出国時に受け取り、帰国時に返却することができます。
僕はリーズナブルな価格でサービス提供しており、ネット上の口コミも良かったのでグローバルWiFiを利用しました。このグローバルWiFiですが
- コスパ良い(海外Wifiサービスの中で最安値近くて、口コミも良さそうだった)
- 行きに成田空港で借りれて、帰りに成田空港で返せばOK
- 現地での使い勝手良し。ほとんどの場所で快適に使えました。
ということで良い感じでした。
僕らは1日250MBのプランを利用。妻と2人での旅行だったのですが、2人でスマホいじりまくっても速度制限などかかりませんでした。2人以下の旅行で普通に利用する程度ならば、250MB/日で十分だと思います。
(スマホゲーム・動画閲覧など、通信料が多いことをしてしまうとまずいと思いますので、気をつけましょう)
僕らは出発前日に「あれ、Wifi予約してなくね!?」となってギリギリに予約したのですが、こういうのは忘れないうちに早めにやるのが吉です。
当日予約はできないので、ズボラな人も少なくとも前日までには対応しましょう。
プラグ変換アダプターを忘れずに!現地でスマホ充電できないとマジで死にます
日本とイタリアではコンセントの形状が違うので、日本のスマホ充電器をイタリアに持って行っても、コンセントに接続できません。
プラグ変換アダプターというものを持っていく必要があります。
500円ぐらいで買えるので、忘れずにAmazonあたりで買っておきましょう。
これを忘れたら、現地でスマホが一切充電できないわけです。マジで死にます。。WiFiせっかく借りても無駄になっちゃうし。。
ちなみに、充電する電子機器によっては変圧器が必要になります。イタリアの電圧は220V(ボルト)、周波数は50Hz(ヘルツ)なので、220V/50Hzに対応していない電気製品を使う場合は変圧器が必要です。
僕は充電するのがiPhoneだけだったのですが、iPhoneは変圧器なしで充電できました。
iPhoneの充電器を見ると「100-240V」「50/60Hz」と書いてありますので、イタリアの電圧220V、周波数50Hzのいずれにも対応できるわけですね。
変圧器も必要な方は、変圧器・変換プラグが一体化したこんなやつ↓を買っとくとよさげですね。僕は使ってないのでレビューできないのですが、Amazonでは高評価でした。
持ち歩けるスマホ充電器はあった方がいい!日中に充電切れたら死にます
旅行中はGoogleマップ、ネット検索、写真撮影などなどで、相当スマホを使います。なので、スマホの電池がすぐなくなってしまいます。
外でコンセントがなくても充電できるスマホ充電器(モバイルバッテリー)は持っていくようにしましょう。
街歩き中にスマホの充電が切れて、自分のホテルに帰れなくなったりしたら、目も当てられませんから。。
ちなみに、僕が愛用してるのはAnkerのモバイルバッテリーです。軽いし、1回満タンにしておけば2回ぐらいiPhone6をフル充電できます。
Amazonのレビューもえげつないくらい良いです。
フライト時間めっちゃ長い。暇つぶしできるものをたくさん持って行こう!
フライト時間は相当長いです。成田〜ローマの直行便で約12時間、乗り継ぎが入ると約20時間になります。
ちなみに僕は費用を節約するために乗り継ぎ便を利用したので、20時間のロングフライトになってしまいました。
20時間。相当長いです。もちろん寝たりはするのですが、起きてる時間もかなり長い。
座席で映画観れたりはするのですが、英語で字幕なしの映画しかなかったり、邦画があっても一本しか見れなかったりします。
というわけで、自分で暇つぶしになるようなものをちゃんと持っていきましょう。
Amazonプライム + Fire(タブレット端末)の組み合わせが最強
僕はAmazonプライムに加入しているので、タブレット端末のFireに無料で映画・バラエティをダウンロードして、持ち込みました。
AmazonプライムはAmazonが提供している年会費3,900円(月あたり325円)、もしくは月400円で加入できるプレミアム会員サービスです。
特徴は、
- お急ぎ便、お届け日時指定便が使い放題
- 一部の映画・ドラマ・アニメなどが見放題
- 一部の電子書籍が読み放題、などなど・・・
ということで、定額でいろいろやれてしまうサービス。僕はAmazonのヘビーユーザーでもあるので、加入してからもう2年ぐらいになります。
1ヶ月あたり325円でこの内容なので、かなりお得感あります。なんだったら、旅行の時だけ加入して、帰国したら解約する、という荒技もありますね笑
またAmazonプライムに入るとタブレット端末のFire 7(8GB)が4,980円で買えます。定価の8,980円から4,000円値下げされるわけです。
なので、Amazonプライムに加入して、Fire 7を買い、好きな映画・番組・電子書籍をダウンロードして機内に持ち込むと幸せになれます。
>>> アマゾンプライム公式ページへ
新約聖書の本を買って予習しておくのもおすすめ
ちなみに、イタリアではいろんな美術館や教会を訪れることになるかと思いますが、そこで目にする絵は宗教画がほとんどです。
宗教画を理解する上で、新約聖書の知識があるといいので、新約聖書のマンガ版を買って読んでおくと、より美術館を楽しめるのでいいと思います。
僕は、旅の途中にこのマンガを買いました。新約聖書の難しい本を読むのはハードルが高いので、マンガがおすすめです。
僕は旅の途中で買ったのですが、行きの飛行機で読んでおくともっとよかったなーと思います。
※ただ、この本はAmazonプライムの読み放題サービスの対象外でした。残念。
スマホゲームは通信が必要だとできない
あとはスマホゲームを機内でやってみようとしたんですけど、機内ではネットが繋がらないので、途中でフリーズしてしまいました。
途中でネットに繋ぐ必要のあるスマホゲームだと、ダメですね。オフラインで楽しめるゲームなら問題ありませんが。
フライトを快適にするグッズを持って行こう。少なくとも、ネックピローはマストです
イタリア行きの飛行機はロングフライトになりますが、イタリアに着いたらすぐに元気に動き回れるように、飛行機内での快適グッズを持って行きましょう。
僕は今回の旅で、ネックピロー、アイマスク、耳栓、足置き、マスク、のど飴を持っていきました。
それぞれ快適な環境を作り出すために役立ったのですが、使ってみた感想としては、少なくともネックピローはマストかなと思います。
ネックピローのある・なしで、飛行機内の快適度が大きく変わりました。ネックピローをつけると、首が支えられて楽になり、ぐっと眠りやすくなります。
僕が買ったやつは2000円ぐらいするやつでまあまあ高かったのですが、モコモコしてて気持ちよかったし、首がしっかり支えられたので快眠できました。空気を抜けばコンパクトに折りたためます。これはおススメ。Amazon評価も高評価でした。
海外旅行保険に入ろう。クレジットカードで済ましてしまうのも一案。僕はそうしました
イタリアでケガや病気になってしまうリスクを考慮し、海外旅行保険に入りましょう。
海外旅行中に病気になって病院に行った場合、当然ながら日本の健康保険適用の対象外です。思わぬ出費が膨らむ可能性があります。
また、海外旅行保険に入れば、家族が迎えに来る費用も救援車費用としてカバーされたり、スリにあった場合に損害額がカバーされたりと、海外旅行のいろんなリスクを減らすことができます。
ただ、海外旅行保険に入るのはそこそこお金がかかるので、クレジットカードに付帯する海外旅行保険を利用するのも手です。僕はカード付帯の保険だけで済ませてしまいました。
保証内容は有料で加入する海外旅行保険には劣りますが、ものによっては最低限の内容はカバーされています。
個人の考え次第でどちらでもOKですが、どちらかには入りましょう!
ちなみに僕はエポスカードを利用しました。というか、最初から持ってました笑
- 年会費永年無料
- カード付帯の保険がそこそこ手厚い
- マルイでたまに10%オフになる(マルコとマルオの10日間)
ので、まぁ持っておいて良いカードなのではないかと。ネット申込み→マルイ店頭受け取りで、最短即日発行もできるらしいので、出発ギリギリで焦っている方にもおすすめ。
※上記表は、エポスカード公式ページより抜粋
ただし、保険の対象は本人のみで、家族は対象外である点にご注意を。うちの場合は妻と2人での旅行だし、妻もエポスカードを持っていたので問題ありませんでした。
>>> エポスカード
紙のガイドブックも1冊は持って行ったほうが安心
旅行中、何か知りたいことが出てきた場合、基本的にはスマホで検索すれば大体は事足ります。
ただし、エリアによってはWiFiの電波が悪いところがあります。また、スマホの電池が切れそうになってしまうときもあるかもしれません。
そのような時に備え、紙のガイドブックも1冊は持っておくと安心です。
どのガイドブックを買うかはお好みですね。僕は家にある古い「ことりっぷ」を持って行ったのですが、載ってるレストランに外れが混じってたので勧めません。。
Amazonのレビュー見る限り、地球の歩き方の方が良さげですね。
両替は日本でしてきた方がいい。空港も、市内の両替所もレート悪すぎ。
両替は日本でしてきましょう。イタリアで両替すると、基本めっちゃレート悪いです。空港も街中も、どこもレートが悪いです。
1ユーロあたり10円とか15円とかマージン乗せられてます。あり得ないです。
以前東南アジアを旅行した際、空港はレート悪いけど、街中の両替所はレートがよかったので、イタリアもそうじゃないかなと勝手に思ってましたが、違いました。
街中の両替所もめっちゃレート悪いです。
というわけで、日本で両替していきましょう。
レートは日本国内であればどこも大差ない(せいぜい何銭程度)なので、どこで両替してもいいと思います。
両替は以下の場所でできます。まあ、空港で両替するのが楽でいいですかね。
- 空港
- 郵便局
- 銀行
- 両替店(トラベレックス等)
- 金券ショップ(大黒屋等)
ほとんどクレジットカード決済でいけるので、現金両替は小額でOK
ただ、イタリアではほとんどの場所でクレジットカード決済ができます。電車、レストラン、美術館、スーパー等々、ほぼ全てクレジットカードが使えました。
為替レートは、クレジットカードのほうが現金両替より良いことがほとんどなので、できるだけクレジットカード支払いにする方がいいです。
小さい商店とか屋台、小さい美術館なんかは現金が必要になるので、多少は現金が必要ですが、僕らは2人・7泊10日の旅行で35,000円の両替で全然足りました。最後、ユーロが余ったので無理やり使ったくらいです。
持っていくクレジットカードはVISAかMaster Cardで
クレジットカードはVISAかMaster Cardしか使えないところが多いので、注意です。JCBは使えないところが多いかも。
(僕はVISAしか持っていかなかったのですが、「VISAは使えません」というところは一つもありませんでした)
イタリア旅行の注意点:観光編
混んでる施設は事前予約、もしくは混雑時間を外して訪問!行列を回避して効率的に観光すべし
イタリアには美術館や遺跡がたくさんあります。それぞれの都市での観光の目玉は、だいたい美術館・遺跡なので、各旅行者は大なり小なり美術館・遺跡をめぐることになります。
この美術館・遺跡、場所によっては大混雑しています。1時間半待ちとか普通にあります。
時間がたっぷりあるバックパッカー旅行ならいざ知らず、時間が限られた旅行者の方にとっては、この1時間半は痛すぎますよね。
というわけで、人気のところは事前に予約するか、もしくは混雑のピークタイムを外して訪問しましょう。
事前予約は一人あたり大体2ユーロとか、4ユーロとかの予約料を取られます。まぁ、貴重な時間をムダにすることを回避できるのだから、安いもんです。
以下に、僕らが訪問して混雑していた美術館・遺跡をまとめておきますね。気になるところは事前に予約、もしくは早朝等の空いてる時間を狙って訪問できるように段取りしましょう。
事前予約については、だいたいのところはインターネットで自分で実施できますが、サイト自体がすべて英語(日本語対応なし)のところがほとんどです。
自分で予約するのはハードル高くて大変、という場合は代行会社を通す必要がありますが、手数料がかかります(1回の予約あたり1,000円程度)。
混雑している施設(ローマ)
バチカン美術館(事前予約可)
ここは僕らも事前予約していきましたので、サクッと入れました。
平日午後に訪問したのですが、予約してない人たちはすごい行列でしたよ。どれぐらい待ちなんだろう、1時間ぐらいでしょうか・・・。
サン・ピエトロ大聖堂(事前予約不可)
バチカン美術館の隣に位置しています。
バチカン美術館内部から直接行けるので、そのルートで行きましょう。
僕らはそのルートに気づかず、バチカン美術館を出てしまいました。午後4時頃だったのですが、サン・ピエトロ大聖堂に入りたい人たちのものすごい行列がありました。多分3時間待ちとかじゃないかな・・・。行列すごすぎてその日は諦めました。
翌朝、開場する7時に行ったのですが、その日は誰か偉い方がスピーチをされるイベントがあるらしく、臨時で開場が13時になっていました。。。ということで、泣く泣く入場を諦めました。
普段は、朝一番で行けばそんなに並ばないらしいですよ(ネット情報)。なので、バチカン美術館内部から行くか、朝一番で行くか、どっちかにしましょう。
コロッセオ、フォロ・ロマーノ(共通チケット/事前予約可)
甘く見てました。予約せずに平日午前11時頃に行ったら、チケット買うのに大行列。30分ぐらい並んだけど全然列が進まないので、諦めて翌朝早めに行くことにしました。
翌朝8時30分頃に行ったところ、15分ぐらい並んだらチケット買えました。
こちらは、事前予約も可能です。コロッセオとフォロ・ロマーノはローマ行くなら外せないスポットだと思うので、事前に予約した方がいいと思いますね。
フィレンツェ
ウフィツィ美術館
ここも行列してましたねー。ネットで行列がすごいことについては調べていたので、予約をしていきました。予約をして正解でした。
ベネチア
サンマルコ寺院
ここも事前予約必須ですね。事前予約して開場と同時の9時半頃訪問しましたが、予約無しの人たちは行列してました。見た感じ、30分待ちぐらいですかね。
ミラノ
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ協会
レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵画「最後の晩餐」が見れるところですね。
ここは事前予約が必須らしいですので、予約しましょう。僕らは時間がなくて行けなかったのですが。
イタリア旅行の注意点:その他必要な心構え・知識編
スリに注意。特に時差ボケがある初日の夜は注意!
イタリアにはたくさんスリがたくさん出没します。僕は幸いスられませんでしたが、ネットでいろいろ調べていると、たくさん事例が出てきます。
スられていたけど全く気づかなかった・・・みたいなことも多いみたい。
スリに合わないためには、人通りが多いところでは両手でカバンをしっかり持つなど、十分に注意しましょう。特に、
- 人通りの多い広場
- バス、電車構内
は要注意です。混んでるので、どさくさに紛れてスられる危険性があります。
ちなみに、僕がけっこう危ないと思っているのが初日の夜。
イタリアは日本と7時間ほど時差があります。たとえばイタリアの夜19時は、日本の深夜2時。
イタリアに到着した日の夜は眠くて仕方ないはずです。
そんな初日の夜に、はしゃいで酒を飲んでしまうと、店からホテルへの帰りクラクラになってしまう危険性があります。(僕が若干この状態になってしまいました)
クラクラになるとスリにあったり、トラブルに合うリスクも高くなりますので、十分に気をつけましょう。
詐欺に注意。トラブルに巻き込まれたくなければ、Noといえる勇気を!
詐欺がたくさん出没するので注意しましょう。日本人は断るのが苦手なので、向こうもガンガン攻めてきます。
対処法としては「No!」とはっきり意思表示して、すぐにその場を立ち去ること。No!といっても、危害を加えてくることはありませんから、はっきり言いましょう。
参考までに、僕が実際に遭遇した詐欺っぽい人たちを3人紹介します。
麻薬撲滅運動のための署名運動をしている白人女性
フィレンツェで広場を歩いていると、白人の女性に「ハロー」と声をかけられました。
そして、こちらが日本人であることに気付くと、笑顔で「マヤク、ボクメツ。ショメイヲオネガイシマス」と片言で行ってきました。
無視して通り過ぎようとしたのですが、割としつこく、署名の依頼をされました。
それでも完全に無視すると、諦めて去っていきました。危害を加えられることはないので、明確にNoという意思表示をして、さっさと立ち去ればOKです。
ネットで調べたところ、サインすると10ユーロの寄付を求められるそうです。寄付しないとキレられるとか。取り合わず、無視しましょう。
ミサンガ売りの黒人男性
ミラノで歩道を歩いていると、黒人男性が「へーい!」と言って近寄ってきて、ミサンガを腕に巻き付けてこようとしました。
No!といったのですがにやにやしながらついてきます。立ち去ろうとしたのですが、僕の方の上にミサンガを置いてきました。
歩みを止めずに振り返りながら、もう一回「No!」と言って、ミサンガを渡そうとしましたが、向こうも受け取ろうとしません。めんどくさいので、そのまま手を離して、ミサンガを地面に落としました。
黒人男性は「Oh」とか言って困った表情になりながら、ミサンガを拾っていました。
これも、詐欺で、ミサンガを固く腕に巻き付けられ外せなくし、金を請求されるらしいです。5ユーロ~25ユーロ程度。アホらしいので取り合わないようにしましょう。
駅の自動券売機の横に立っている謎の黒人男性
ミラノから空港に向かうために、自動券売機で切符を買おうとした時に出現した男性です。自動券売機に横にずっと立っており、何やら案内をしたがっているのですが、明らかに駅員ではないただのおっさんです。
このおっさんの案内を受けるとどうなるかはわからないのですが、おそらく金を請求されるのだと思います。なので、声をかけられても「ノーセンキュー」と言って無視しました。
そしたら、その黒人男性はあきれたような表情で去っていきました。
レストラン探しはYelpを利用
Yelpをご存知でしょうか?海外の口コミ検索サービスです。食べログの海外版みたいなものです。
レストラン探しには、このYelpを使いましょう。僕はイタリア旅行中、このYelpにめちゃくちゃ助けられました。
Yelpのアプリをダウンロードしておけば、自分の現在地に近くて美味しいレストランを即座に検索できます。無料です。
食べログだと有料サービスになってしまう、『評価の高い順に並べ替え』も、Yelpなら無料で可能です。
イタリア旅行中、途中からほぼYelpで評価の高いレストランに絞って利用をしたのですが、当たりのレストランばかりでしたね。
正直、ガイドブックに載っているレストランとはまったく違いました。ガイドブックに載っているレストランでも美味しいときはあるのですが、そうでない時も割とありましたから。。
Yelpは注文するときにも役に立つ
しかも、Yelpは店を探す時だけじゃなくて、注文するときにも役に立つんですよ。
Yelpでその店のページを開くと、実際に食べた人たちがいろいろ写真をアップしているじゃないですか。その中からおいしそうなやつを選んで、店員さんに「This one, please.」って言えばいいんです。
Yelpにたくさんアップされている写真はだいたいその店のイチ押し商品ですから、こうやって選べばどれを選べばいいのかわからないときも助かります。
いやー、ほんとYelpには助けられました。
料理は量が多い!日本のノリで頼むと全く食べ切れない。二人で行くなら最大2品の注文に抑えて様子見するのが吉
レストランで頼むときは、日本の感覚からすると一品あたりの量が多いので気をつけましょう。
日本のノリで頼むと、まったく食べきれず残してしまうことになります。
たとえば、ローマ滞在中に訪問したレストランで、サラダと前菜盛り合わせを頼んだのですが、出てきたのがこれと、
これです。
正直前菜盛り合わせだけでお腹いっぱいになってしまいました。本当はこの後にパスタやらメイン料理やら頼みたかったのですが。
2人で、最大でも2品ぐらいしか食べられない、というつもりで注文するとうまくいきました。お腹がそんなに空いていないときは2人で1品でも十分だったりします。
レストランで注文するときは、恐る恐る、慎重に頼みましょう。
頼みすぎた場合はテイクアウトできる場合ある!物は試しで聞いてみよう
ちなみに、頼みすぎた場合はテイクアウトできることがあります。
気後れせずに、勇気を出してダメ元で聞いてみましょう。Can I take out this dish?とか言ってみれば大丈夫です。
上で説明した前菜盛り合わせとサラダですが、2つを組み合わせて持ち帰ることができました!そして翌朝のごはんにしました。
バスチケットはバス車内で買えない!買えると思って乗っちゃうとタダ乗りになっちゃうので注意
イタリアではバス移動をする機会がちょこちょこあるのですが、バスチケットはバス車内で買えないので注意です。
日本の感覚だと、手ぶらでバスに乗って、降りるときにバスの利用料金払って降りる形ですよね。
イタリアはそうじゃないんです。街中の売店、タバコ屋、駅の構内などでバスチケットを事前に買う必要があります。
バスチケットを買ってバスに乗り、バス車内の打刻機でチケットに打刻をすることでバスに乗れます。
打刻を忘れてもほとんどの場合問題ありませんが、たまに乗車中にバス会社の従業員によるチェックが入るらしく、このときに打刻をしていないと罰金が科されるのだとか。
僕はチェックには出くわしませんでしたが、ご注意ください。
バスに頼りすぎるな!時間に平気で遅れるし、そもそも来ないことある。僕は一度、30分待っても来なくて諦めました
バスですが、時間に遅れまくります。5分10分の遅れは当たり前。
僕が経験した1番ひどかったケースでは、30分待っても来ませんでした。結局、バス移動を諦めて徒歩で移動したので、そのあとバスが来たのかどうかはわかりません。
時間に余裕があるときはバスが遅れても問題ないのですが、美術館を時間指定で予約していたりすると致命傷になるかもしれません。
本当に遅れられないときは、バスは利用しないのが無難だと思います。
LINE通話をダウンロードしておこう!いざという時の格安で電話できて便利。
海外では通話料が高くなってしまうので、基本的にずっと機内モードにした上でWiFi接続を利用してネットに接続すべきです。
なので、電話は基本利用しません。
でも、どうしても電話しなければならないときがありますよね。
たとえば、ホテルにチェックインしたいけど、ホテルの場所がわからない場合。あるいは、人気のレストランに予約を入れたい場合。
そんな時役に立つのがLINE電話です。これはLINEの利用者同士が無料で通話できる機能ではなくて、LINEが提供しているインターネット電話サービスです。
このサービスを使えば、ネットに接続されている環境であれば、比較的安く電話することができます。
イタリアの携帯電話向けであれば1分あたり25円で電話できます。固定電話向けであればさらに安いです。
このぐらいの値段であれば、全然安心感ありますよね。
まとめ:万全の準備で最高に楽しいイタリア旅行を!
今回、初めてのイタリア旅行だったのですが、基本的にイタリア最高でした。観光地は見ごたえあるし、街並みはきれいすぎるし、食事はうまいし、人も良いし。
ただ、いろいろと注意すべき点もあるので、今回記事にしてみた次第です。慣れない地を快適に楽しく過ごすためには、いろんな点に注意する必要がありますからね。
僕もいろんなことをよくわかっておらず、時間やお金を無駄に使ってしまいましたから。
この記事は、僕がまたイタリア旅行に行くときに読み返して、役立てようとも思っております。なので、あれもこれもと詰め込んだ結果、ちょっとボリューム多めになってしまいました。
でも紹介してきた点はほんとに大事な注意点です。ぜひ、注意点を頭に入れつつ、最高のイタリア旅行にしてくださいね!