Airbnbはもう儲からない?厳しくなりつつあるのは確かだがチャンスはある

今はシェアハウスを運営中の僕ですが、「収益源を多様化しなければ!」ということで、いろんな商売を研究してます。

その中で、Airbnbについてもいろいろ研究してみたのですが、1-2年前と比べてかなり儲かりづらくなってるようですね。(2017年4月現在)

今日は、いろいろ調べてみて感じた、日本のAirbnbの最近の動向についてまとめてみます。

日本ではAirbnbを取り巻く環境が変わっている

この1-2年でAirbnbを取り巻く環境が激変しているようです。何が起こっているのかを以下に書いていきます。

参入者が激増 → 競争激化

ここ1-2年で「民泊(Airbnb)は儲かる!」という認知が相当世の中に広まりました。「利回り100%!」とか「月100万円儲けた!」とかそんな言説が広まったわけですね。

Airbnbのホストって、ほとんどの人が転貸(アパートやマンションの1室を借りて、それを又貸し)してますから、初期投資がかなり安く抑えられます。敷金・礼金に設備一式で数十万円ぐらいでしょうか?

なので、「学生」や「主婦」でも気軽にできるビジネスとして、参入者があふれかえったわけです。

結果として、競争が激化。適当な経営をしている人は相次いで沈んでいきました。

「民泊可能物件」の家賃が上がっている

民泊ってのは、いわゆる「ダマ転」と呼ばれる、「大家に許可を取らずAirbnbで転貸してしまう」という困った輩もいるわけですが、その他の大多数の人は基本的に大家さんに許可をとったうえで、Airbnbをやります。

そうすると、オーナーが「Airbnbで運用してもいいよー」と言っている、「民泊可能物件」というやつを、みんなが市場からあさることになるわけですね。

結果、何が起こるかといえば、当然「民泊可能物件」の家賃が高騰したわけです。

不動産投資は仕入れが命。その命ともいえる仕入れが非常にやりづらい状況になったわけです。

高い固定費(家賃)を払って民泊を始めなきゃいけなくなったわけですね。

設備投資が大変になっている

加えて、そのような厳しい競争環境の中で、少しでも自分の物件を魅力的にしようと、設備投資も大変になっていきました。

Airbnbが日本で流行りだしたばかりのころは、相当適当な設備で募集掛けても利用者がたくさんいたそうなのですが、最近はそんなこともなくなっています。

摘発事例も増えてきた

そんな厳しい状況にあるAirbnb業界なのですが、さらに厳しいニュースとして、「摘発事例が増えてきた」ってのがあります。

普通、商売として民泊をやるのであれば、基本的には「旅館業法」を守る必要があるのですが、それをせずに民泊をやっちゃっている人が実は大勢います。こういう人たちが行政から刺されることが増えてきているわけですよ。

民泊新法:年間180日の制限

そんな中での民泊新法公表。これは何かというと、旅館業法を守らないで民泊をやりたい人は、やってもいいけど、お客さんに部屋を貸すのは年間180日に制限してね、というものです。

政治が、ホテル・旅館業界に最大限配慮した結果こんなものが導入されることになりました。

180日の制限が嫌なら、旅館業法を守って堂々と商売すればよいのですが、旅館業法を守るには設備を整えたり、保健所に申請したりいろいろ面倒くさいんですよね。そもそも用途地域が合わないと旅館業が認められなかったりするし。

今Airbnbを始めるなら「所有型」「合法」で

てなわけで、かなり厳しいみたいです、Airbnb業界。今からAirbnbに参入しようって人は相当な覚悟を持ってやらないとダメです。でないと、運営代行会社の食い物にされたのちに、さっさと市場からの退出を迫られます。

じゃあAirbnbに今から参入するのは全くナシなのか?というと、僕はそうではないと思います。チャンスはあります。転貸ではなく「購入(所有)」で、かつ、違法ではなく「旅館業法を遵守した形で(合法)」やれば、良いのではないかと。

民泊可能物件の家賃が上がってきて大変なのであれば、転貸はあきらめて購入にすればいいんです。

不動産の物件価格も高騰気味ではありますが、ボロ家とかは安かったりしますので、それを買えば良いんです。訪日外国人にとって、築年数はそこまで重要ではないと思いますし。むしろ古民家であることをアピールしたリノベを施したりすればよいのではないでしょうか?

そして、行政から刺されるリスクが高まっている昨今、旅館業法を守らない形で始めるのはダメでしょうね。年間180日の営業じゃ話にならないですし。旅館業法を遵守してやるっきゃないです。

(ちなみに、180日はAirbnbで回して、残り180日はシェアハウスの短期賃貸で回す、ってのはありかもしれません。)

仮説:「所有型」でがっつりコンセプトを付ければ良いのでは?

で、ここからは僕の仮説です。

要検証なのですが、

・物件を購入して(所有型)で

・合法で

・がっつりコンセプトをつけて

運営する、ってのがいいんじゃないでしょうか。

これまでAirbnbに参入してきた人ってほとんど転貸スキームでやってると思うんですよ。で、彼らの弱点って、「物件をほとんどいじれない」ってことだと思うんですよ。

もちろん家具置いたり、掛け軸かけたり、みたいなことはできますよ。でもあんまり大胆なリノベ的なことはできないと思うんです。

なので、自分で物件を買ってしまって、がっつり手を加える、っていうのをできる人は少ないから、それをやれば競争力あるんじゃないか?って思うんですね。

Airbnbに掲載されてる物件で流行ってるやつをリストアップして、分析を加えないと本当のところはわからないと思うんですけど。

てなわけで、まだ色々調べ途中ではあるのですが、今思ってることをまとめてみました。ではではー。

最後に、おすすめ書籍

あ、最後にAirbnbのことをいろいろ調べてみて一番参考になった書籍を共有しておきますね。

民泊を始めてわずか半年、もうすぐ私は300万円を失います。: 民泊を始める前に、どうしても知ってほしい「転貸型民泊」の現実と注意点

転貸型民泊をやり始めたけど、当初の見積もりが甘くて全然儲からず、しかもマンションの管理組合に刺されて退去を余儀なくされて損失確定・・・、という本当にかわいそうな状況が赤裸々につづられています。

僕はこれをここまで赤裸々につづった著者に拍手を送りたいです!!

4物件に投資され、その収支も公開されているので、とても参考になります。これが400円は安い!ってことでおすすめしときます。

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