いやはやもう今年も終わりですね。12月ですか。
今年もいろいろありましたが、振り返ってみると僕は、
「忙しかったけど、思うほどの成果を残せなかった1年」
でした。残念ながら。
昨年末に「2016年の目標」を立てましたが、全然達成できてないです。
シェアハウス1号、2号の満室は達成できました。でも本当はシェアハウス3号、4号も立ち上げ満室にしている予定だったのですが、現状3号の募集すら開始できていない始末。。
悔しいです。。
一方で、僕の友人・知人を見ると、びっくりするぐらいの勢いで成果を出している方がちらほらいるのです。ええ、それはもうすごい勢いです。
同世代で引くぐらい事業を伸ばしている方が数名います。
その方々に比べて僕はなんという歩みの遅さ。カメのようなのろさです。
さて、この違いはどこから生まれるのでしょうか?
イマイチよくわからなかったのですが、ちきりんさんの新著「自分の時間を取り戻そう」に書いてありました。僕のモヤモヤ感をばちっと言語化してくれていました。
僕と同じように成果が思うように出ずに伸び悩んでいる方にぜひともお勧めします。
⇒ 自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
目次
より生産性の高いことに自分の希少資源(時間やお金)を使っていこう!
この本のメッセージを一言でいうと「より生産性の高いことに自分の希少資源(時間やお金)を使っていこう!」となります。
当たり前に聞こえますか?
そうなんです。「生産性をあげよう」なんていうのは当たり前すぎることですよね。
でも、それを本当に実践できていますか?僕はできていなかったです。
生産性をあげるために、「時給の低い仕事」をやめて、浮いた時間を「時給の高い仕事」に充てる
単純に時給で考えてみましょうか。
たとえば「Aという時給1,000円の仕事」と「Bという時給10,000円の仕事」があって、あなたはAもBもやっていたとします。
ここで生産性をあげるには、Aという仕事をやめて、浮いた時間をBという仕事に充てなければなりません。
Aを切り捨て、Bに優先的に取り組まなければならないんです。
自分を振り返ると、「生産性を高める取り組み」ができていなかった
僕はここでAにもBにも同じぐらいの時間をかけて取り組んでしまっていました。
たとえば、DIYです。僕はいま取り組んでいるシェアハウス3号ではかなりDIY比率を高めてきました。結果、リフォーム費用をかなり抑えることができました。
これはこれでそれなりの意義はあることだと思います。しかし、DIYが「自分が最も価値を生み出せる時間の使い方なのか?」と自問すると、正直疑問です。
ドアのペンキ塗りをするとします。二度塗りも含め、片面1時間ぐらいで塗り終わります。これを業者に頼むと、安いところなら片面3,000円ぐらいでやってくれます。
自分の1時間を投下して3,000円を節約する。言い換えれば時給3,000円の仕事をしていることになります。これはこれで、それなりに割のいい働き方、のように見えます。
しかし、冷静に振り返ってみると自分にはもっと価値を生み出せる時間があるはず。たとえばそれは、新規物件の発掘であり、物件に融資をつけてくれる金融機関の開拓です。
「シェアハウス1号」のような案件を早期発掘・収益化していくことこそ必要
シェアハウス1号は今年非常に安定的に稼働しました。ほぼずっと満室です。そして毎月20万円ぐらいのキャッシュフローを生み出してくれてます。
月20万円なら年間で240万円、4年間で1000万円近くなります。
稼働し始めのころはいろいろ手間もかかりましたが、最近では本当に手間がかからないです。ほとんど何もせずに月20万円を生み出してくれています。
まぁ入居者さんとのやり取りで、仮に月3時間ぐらい使っているとしましょう。その場合、月3時間で20万円を生み出してくれているわけです。
先ほどのドアのペンキ塗りと比べれば、雲泥の差です。
僕が生産性をあげるには、ドアのペンキ塗りをやめて、新たな物件探し・物件購入・融資付けに時間を使い、早期に新たな収益源を作る必要があるのです。
不動産投資・シェアハウスというビジネスモデルに気づき、学んだことこそ最も生産性の高い時間の使い方だった
さらにもう一歩掘り下げて考えると、不動産投資やシェアハウスというビジネスモデルに気づき、学んだ時間こそ、自分にとって最大級に価値のある時間の使い方でした。
だってこれに気づき、これを学んだおかげで、毎月かなりのお金を生み出してくれる仕組みを構築することができたわけですから。
こういった気づきというのはたくさんの読書や、人との出会いから生まれたものです。
僕はシェアハウスを始める際に、コンサルティングを受けました。このコンサル料は当時の僕には安いものではありませんでした。
でも、このコンサルのおかげで今お金を生む仕組みを構築できていることを考えると、コンサル料は極めて安かった(コンサルを受けたことは極めて生産性の高い行動だった)と言わざるをえません。
たぶんコンサル受けてなかったら、今でもびびって不動産を買えていなかったです。
僕にとって、「生産性が高い時間の使い方」
「自分の時間を取り戻そう」を読んで感じたことは、僕にとっては①(自分のパラダイムを変えてくれたり、具体的に役立つ)知識・知恵、②凄い人との出会い・つながり、③時間・金を生み出す仕組み、を得るためにお金と時間を使うのが一番生産性高いということ。そこにお金と時間を集中投下したい。
— ずん@シェアハウス経営者 (@kmflow1) 2016年11月27日
ということで、自分にとっての「生産性の高い時間の使い方」を言語化すると(上のツイートの通りですが)、以下のようになります。
①(自分のパラダイムを変えてくれたり、具体的に役立つ)知識・知恵、
②凄い人との出会い・つながり、
③時間・金を生み出す仕組み、
を得るためにお金と時間を使うこと
これを理解せずに、目の前に出てきたタスクをただ盲目にこなしているだけでは生産性はあがっていきません。そのことがこの1年成果が出なかったことを通してやっとわかりました。
「やらないこと」を決めて、「やるべきこと」にしっかり時間を投下していく。2017年はそんな1年にしていきます。
実は来週シェアハウス4号用の戸建ても決済予定です。これを、DIY比率を少なめにして早々に仕上げ、さっさと稼働させます。
そして新たに収益を生む仕組みをとにかく早く立ち上げる、ということを意識して、動いていきたいと思っています。
ちきりんさんの本は自分にものすごく重要な気づきを与えてくれました。
この本を読んだこと自体も、(自分の「生産性」に対する考え方を大きく変えてくれたという意味で)極めて生産性の高い時間の使い方だったと思います。
「自分の時間を取り戻そう」、おすすめです!