[DIY]室内ドア塗装やってみた。素人が最短時間でいい感じに仕上げる方法

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ぼくは今、古い家を買ってせっせとリフォームしております。築40年ぐらいの家なので、あらゆるものが古くなっていて苦労してます。

今日は家の中にあるドアのリフォームについて書いてみます。

室内のドア、古ぼけた感じになっちゃってイマイチなんですよ。

壁紙・天井・床などフルリフォームする計画なので、ドアをそのままにしてしまうと、古さが際立ってしまうこと間違いなしです。

でもドアを交換するとなると、部材代3万円+取付代2万円で合計5万円ぐらいかかっちゃったりします。

ここは安く仕上げよう!ってことで、DIYで塗装することにしました。

で、いろいろ失敗を重ねたのですが、「こうやると、室内ドア塗装はうまくいく!」っていう自分なりの答えが見つかったので、紹介してみます。

室内ドア塗装は、ミッチャクロン+ローラー+二度塗りでムラなく仕上がる!

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いろいろ試行錯誤したんですが、ミッチャクロンを吹きかけて、ローラーを使ってペンキを塗って、乾いたところでもう一回ローラーで塗る(二度塗りする)ときれいに仕上がりました!

ちなみに、ミッチャクロンというのは、素材と塗料の密着力を上げる、いわば接着剤的な役割を果たしてくれるアイテムです。

このやり方でやると、プロもびっくり!?なムラのない、きれいな塗装ができますよ!

では、以下に具体的なやり方を書いていきますねー。

必要なもの

・ミッチャクロン(スプレータイプがおすすめ)

・水性ペンキ

・パレット

・ローラー

・刷毛

・ゴム手袋

・ドライバー

・マスキングテープ

手順

では、早速手順について書いていきます。

ドアノブを外す

まずはドアノブを外します。

最初は「どうやってドアノブを外したらいいのかわからない!」という感じだったのですが、やってみれば何とかなるものです。

ドライバーを用意して、ネジというネジを外していきましょう。そうするとぼろっと取れます。

あとで付けなおすので、ドアノブとネジはひとまとめにしておきましょう。

養生(マスキングテープを貼る)

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次はマスキングテープを貼る作業です。

ドアの金具部分とか、ペンキをつけたくない部分にマスキングテープを貼っておきます。

まぁ水性ペンキで塗れば、多少ペンキがついてもぬれたぞうきんでふき取れば落ちますけどね。でもマスキングをしっかりやっておいた方が、きれいに仕上がると思います。

ペンキをパレットに出す

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まずペンキは使う前によく混ぜた方がいいので、ふたを開ける前に振って、全体を混ぜておきましょう。

ペンキを開けるときは、自分の手で無理やり開けようとしても開かないので注意。マイナスドライバーを使ってこじ開ける必要があります。

ミッチャクロンをドア全体に吹きかける

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次にミッチャクロンをドアの塗装したい部分全面に吹きかけます。

ミッチャクロンは刷毛とかにつけて塗るタイプと、上の写真のようなスプレータイプがあるのですが、僕のおすすめは断然スプレータイプです。

塗るタイプだと、刷毛とかに付けて塗るので、刷毛をまた洗わなければならないのでめんどいです。一方スプレータイプだとぶしゃーっと吹きかけるだけなので楽です。

刷毛で、まず細かい部分を塗っていく

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さて、いよいよ塗装です!

ローラーにペンキをたっぷりつけて広い面をぶしゃーっと一気に塗りたくなる願望をぐっとおさえて、まずは刷毛で細かい部分を塗っていきましょう。

ローラーだと塗りにくいようなキワの部分を刷毛で塗っていく形ですね。

先にローラーで塗って、最後に刷毛で細かい部分を塗ると、刷毛で塗った部分がムラになって目立ちやすいんですよ。

だから、先に刷毛、そのあとローラー、という順番でやるのが良いです。

ローラーで広い面を塗っていく

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いよいよ一番気持ちいい作業です!ローラーで広い面を塗っていきます。

塗り方のコツですが、ペンキをたっぷりローラーにしみこませた後、パレットでしっかりローラーをしごいてから塗ることです。

あんまりべちょべちょの状態で塗ると、ペンキがダマになって残ってしまいます。均一に塗り広げていくイメージがいいです。

塗り途中はこんな感じになります。

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あとは「W」の形にいったん塗った後、それをタテ・ヨコに塗り広げていくと良いです。

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こうすることによって、塗料が全体にいきわたりやすくなるので、ムラができにくくなります。

よく乾かして、二度塗りする

一度塗りだけでもかなりいい感じにはなるのですが、乾かした後に見てみると、意外と下地の木の部分が見えていたり、ちょっとしたムラができていたりします。

二度塗りすることによって、こういった下地やムラをなくして、きれいにすることができます。

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こんな室内ドア塗装はNGだ

というわけで、室内ドア塗装をうまくやる方法について見てきました。ここからは、室内ドア塗装について、僕がやってみて「失敗だった・・・」ということについて書きます。

刷毛で広い面を塗ってはいけない

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広い面はローラーを使いましょう。刷毛を使うのはあくまで細かい部分だけです。

広い面を刷毛で塗ると、ムラができまくってだいぶ残念な感じになります。

僕は最初そのことに気づかず、ガンガン刷毛で塗っていました。結果、かなり残念な仕上がりとなりました。

刷毛で塗った結果が、こんな感じです。

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うーん、だいぶムラムラです。

塗り終わったときは「ま、乾いたらいい感じになるだろうから大丈夫!」と思ってましたが、乾いた後も全然いい感じになりませんでした。

刷毛だと毛の後みたいなやつが残っちゃうので、均一に塗るの無理なんですよね。

絶対に広い面は刷毛ではなくてローラーを使いましょう。

サンダーでやすり掛けしてたら、ほんと時間かかる

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室内ドア塗装をする際は、いきなりペンキを塗るのではなく、下地にペンキが乗りやすくなるよう下地調整をする必要があります。

下地調整には僕の知る限り二つのやり方があって、一つは上でも書きましたが「ミッチャクロンを塗布すること」。もう一つが「やすりがけ(サンダーがけ)をしてドアの表面を荒らすこと」です。

ちなみに、サンダーとは電動のやすりがけです。

ネットで調べると、下地調整のやり方として、やすりがけ(サンダーがけ)がかなり出てきます。僕も最初はそれに素直に従って、サンダーを買って、やすりがけしてみましたが、結果、ものすごく消耗しました。

なんかすごく時間がかかるんですよ。ドアの片面20分くらいかかるんじゃないかな。

しかも、サンダーがけしたことの効果もいまひとつよくわからないんですよ。。きっと何もやらないよりは良いんでしょうけど、自分の体感としては「サンダーかけたことで、めっちゃ塗料が乗りやすくなった!」とは感じなかったですね。

そんなサンダーを使うよりも、ミッチャクロンのスプレーをばーっと吹きかけていった方が、よっぽどらくちんなのでおすすめです。

ドアを外して塗ると、ドアを取り付け直すときにうまくいかなくてめっちゃめんどい

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ドアを塗装するとき、「外した方が塗りやすいかなー」と思って、一旦ドアを外して塗ってたんですよ。

でも、ドアを外すのはやめた方がいいです。ドアを取り付け直すときにめっちゃ消耗します。

元々ついていたところとまったく同じところにネジを打ち込んで取り付けたつもりでも、微妙に少しだけずれちゃっていたりするんでしょうね、うまく取り付けられないんですよ。

正確には、取り付けはできるけど、ドアがうまく閉まらなかったり、閉まりが悪くなったりします。

こんなので消耗するのも無駄なので、僕は次に塗装するときは、ドアを外さないでつけたままやりますね。ペンキつけたくない箇所にしっかりマスキングすれば良い話ですから。

室内ドアのDIY塗装は意外と簡単、それでいてキレイに仕上がるのでおすすめ!

やってみての感想ですが、室内ドア塗装、けっこう簡単ですよ。作業自体はほんとにシンプルですから。塗装作業全部がそうかもしれないですけど。

マスキングして、下地調整して、塗る。これだけですから。塗る作業なんて、極端な話、小学校低学年とかでも全然うまくやれると思います。

でも、ミッチャクロン使って、ローラーで二度塗りしたら、思った以上にきれいに仕上がるんですよ!

ドア交換する費用を考えたら、これはけっこうコスパの良いDIYかなーと思います。

「家全体」のDIYやるのは無謀です

というわけで、室内ドア塗装についてご紹介してきました。素人でもいい感じにできるので、このDIYは幅広い人におすすめできます。

ちなみに、家の一部分についてDIYをやるのは良いんですけど、「あれもこれも」という感じで全部DIYやろうとするのは無謀ですのでやめましょうね。大変すぎて心折れます。

家全体をリフォームするときは、リフォーム業者さんにまるっとお願いしたうえで、自分でできそうなところだけ(今回のような室内ドア塗装とか)を自分でやるのが良いです。

ちなみにリフォーム業者さんを探すときは、リフォームの一括見積サービス「ホームプロ」を使うといいですよ。

リフォーム業者さんって、こちらが建物のことをよく知らないのをいいことに、普通にぼったくってきます・・・。素人がぼったくられることを防ぐ一番お手軽な手段は「相見積もりをとること」です。

リフォームをお考えの方は、ホームプロでさくっと相見積もりだけでも取られてみてはいかがでしょうか。相見積もり取るだけなら、もちろん無料ですし。

→ 失敗しないリフォーム会社選びなら「ホームプロ」

僕も以前別の家をリフォームするときにホームプロを使いまして、以下の記事で紹介しています。良かったら見てみてくださいね。

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コメント

  1. mia より:

    私はDIY未経験なのですが、築40年程の家の補修をできれば自分でしてみたいと計画しています。
    化粧合板のドアや壁で悩んでいるのですが、ドアはミッチャクロンでペンキ塗りできるのですね。参考になりました!ありがとうございます。ヤスリはとても出来ないと諦めていました。
    ところでドアの写真の横の壁は化粧合板ですよね。パテを塗ったあとどう処理されましたか?こちらもミッチャクロンでペンキ塗りが可能でしょうか?あるいは壁紙が貼れますか?
    アドバイスいただけたら嬉しいです。どうかよろしくお願いします。

    • ずん より:

      miaさん
      コメントありがとうございます!遅れてすみません。
      ドアの写真の横はパテを塗った後、白い壁紙を貼りました!(僕が張ったのではなく、パテから壁紙張りまで内装業者さんにお願いしたのですが・・・)
      ご参考になれば幸いです!

      • mia より:

        早速のお返事ありがとうございます!
        壁紙貼れるのですね。化粧合板はもう諦めかけていたのですが、いろいろ参考になりました。ありがとうございます!
        ずんさんも頑張って下さい。

  2. ゆず より:

    今度室内扉の塗装をすることになり、色々ネットで調べていました。
    ミッチャクロンと扉を外さず塗装するというのがとても参考になりました。

    塗装剥がしのヤスリと重い扉の取り外しを覚悟していましたので。(^^;)
    情報ありがとうございました!

    • ずん より:

      ゆずさん
      コメントいただき、ありがとうございます。
      参考になったなら何よりです!
      ぜひチャレンジしてみてください~。

  3. GATM より:

    四角い電気ヤスリだと面積が大きすぎるかもしれません。もしヤスる場合は回転数や切削強度の点でディスクサンダー(回転数調整付のものか、外付け回転数コントローラーをつける)+ディスクサンダーペーパーでしょうか(マキタは回転調整できるのがない)。ミッチャクロン1本で、ドアの全体は足りましたでしょうか?

    • ずん より:

      なるほど、、、そういう形でヤスればこの面積でもヤスれるのですね。コメントありがとうございます!
      ミッチャクロン1本で、ドアの全体に足りました!

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