届けこの思い!「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」は投資詐欺です

金塊

「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」って聞いたことありますでしょうか。僕は先日友人から聞きました。この謎のスキーム、詐欺の匂いがぷんぷんするんですよ…

今、この日本のどこかで、まさに「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」で騙されそうになっている人がいるのだと思います。今日の記事はそんな方々にぜひ読んでいただきたい記事です。

届けこの思い!!

知人の知人(お金持ち)が投資詐欺に引っかかりそうです

詐欺 にやにや ニヤニヤ

僕の大学時代からの知人の知人が、この「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」なるものにお金を突っ込もうとしております。

この話がどこからどう聞いても、詐欺としか思えないんですよね。

スキーム詳細を何度聞いても理解できません。僕の勝手な解釈では、「金の現物を激安で仕入れるルートがあって、そこから金を仕入れ、仕入れた日と同じ日に高値で売却することで差益を得るスキーム」と理解しました。きっとそうです。

利回りは驚異の月利4%、年利48%!!!(笑)

僕の知人の知人は、このスキームに5億円弱を突っ込もうとしているのだとか!!!(笑)

ほんとすごいですね。

僕が「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」を詐欺だと思う理由

金 紙幣

そもそも仕組みが理解できない

上にも書きましたけど、何度聞いても仕組みが理解できないんですよ。なぜ儲かるのかがわからない。僕の知人もよくわかっていません。

説明資料らしきものも見せてもらったのですが、極めて不親切です。あえてわかりにくくしようとしているのではないか?と思うほど。

自分が理解できないものに投資をしてはいけません。かの有名な投資家ウォーレン・バフェットさんも、こんなことをおっしゃっています。

「何に投資すればよいかと絶えず質問を受ける。それに対する答えは、誰の言うことも信じてはいけない。あなた自身がよく知っているものだけに投資するのが、成功への道である」

利回りが”相場”からかけ離れている

上にも書きましたが「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」の利回りは、なんと驚異の48%/年ですw

投資をある程度やっている方なら、この利回りがいかに異常なものかがわかるでしょう。

代表的な投資商品の平均的なざっくり利回りは以下のような感じです。

先進国債券:1-5%

先進国株式:5-10%

国内不動産投資:5-20%

当然これらの投資は、値下がりリスクもあるし、リターンも大きく変動します。他の投資商品がの期待利回りはこの程度なのに、「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」は確定利回り年48%…どんだけ投資効率いいんですか。

こんな利回りを提示されたら、僕だったら以下のような疑問が浮かびます。

こんなに儲かるなら、大手営利企業が真っ先に取り組むはず

例えば大手商社とかが真っ先に取り組むでしょう、こんな案件がもしあったら。彼らも金の取り扱いにはなれているでしょうし。

こんな良い案件が、信用力も金もある大手企業に回らず、多少金持ってる一個人に回ってくるなんてありえないでしょう。

なぜ業者の取り分をもっと増やさない?

上で書いたように、今の市況で投資で(ある程度安定的に)稼ごうと思えば、年利数%がやっとです。僕がやっているようなボロ物件投資をやって(リスクや手間を引き受けて)やっと年利20%稼げます。

そんな状況の中、年利48%の案件、どう考えても不自然です。

この案件を紹介する業者は、自らの取り分をもっと増やすこともできるはずなのに、なぜそうしないのでしょう?

たとえば投資家側の年利を20%程度まで引き下げて、その分業者の利益を増やせばいいのに。それでも今の市況なら飛ぶように売れていく投資商品のはず。

それをやっていない時点で、不信感が激しく募ります。

そもそも業者が自分で金かき集めてやればいいのに。

ほんとに年利48%の案件が存在したら、僕なら自分でやりますけどね。できるだけ金かき集めて。自分や家族から金借りて、銀行からも借りて、他の資産売却してここに突っ込みますよ。

でもそれをせずに、金持ちへ紹介するんだ…

自分たちでやればいいのに。そんなに儲かるなら。

この記事が全国で騙されそうになっている人たちに届くことを願います

building2

僕の知人の知人は、この「三菱マテリアル金インゴット取引スキーム」を「信頼できる人」から紹介されたそうなんですね。それで、このスキームに5億円弱を突っ込む気満々らしいんですよ。

こんな変な商品に5億円…

今、日本にはこんな感じで今にも騙されんとしている人がいっぱいいるのかもしれませんね。そんな人たちが、Googleで「三菱金インゴット取引スキーム」と検索して、この記事にたどり着いてくれることを願います。

とりあえず、こんな変な案件に投資する前に、もう少し情報収集すべき。「投資詐欺」でぐぐったり、「投資詐欺」関連の本を何冊か読んでから投資しても、遅くないはずです。

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