不動産投資家の法人化タイミングがわからないので、よさげな本に書いてることを丸ごと実践してみることにする

accounting

私は今、サラリーマンをやりながら不動産賃貸業をやっています。

節税やお金をスムーズに借りていく、という観点から、法人化を検討しているのですが、「結局いつから法人化するのがベストなの?」ということになかなか答えを出せませんでした。

いろんなサイト見たり本を読んだんですが、みんな言っていることがまちまちなんですよね・・・。

そこで今、暫定的な答えとして「とりあえず信頼できそうな税理士さんが言っていることを100%丸のみして、その通り実践してみよう!」ということにしました。

不動産投資家が法人化する場合、個々人の事情によっての最適解が異なるので、場合分けを考えるのが面倒すぎる

疲れた

当たり前といえば当たり前なんですが、「個々人の事情」によって不動産投資家が法人化するベストタイミングは変わってきます。

で、この「個々人の事情」というのがけっこう複雑なんですよ。考慮すべき点がたくさんあるんですよね。

たとえば以下のようなことです。

経費計上はどれくらいできそうか

法人化すると経費を計上できる範囲が個人より広がります。ただ、この影響でどれくらい経費を増やせそうか、というのは個々人の事情によって異なると思うんですよね。

だから、自分がどれくらいの経費を積み増せるのか?というのは法人化を検討する一つのポイントになります。

本業の給与所得はどれくらいか

僕のようなサラリーマン投資家であれば、本業の給与所得がどれくらいか、というのも判断ポイントの一つになります。給与所得が高ければ高いほど、不動産所得にも高い税率が課されますからね。

給与所得が高い人ほど、法人化をして、そちらで課税される体制を作ったほうがお得になります。

所得分散ができそうか

法人化すると、「役員報酬」という形で役員に給与を払うことができます。ですので、家族(たとえば配偶者)で所得が少ない(無い)人がいれば、その人に役員報酬を多く払うことで所得を分散させ、家族がトータルで支払う税金を抑えることができます。

そのあたりの事情も加味する必要がありますよね。

他にもいろいろあります

他にも検討するポイントはたくさんあります。正直3次方程式や4次方程式を解くかのような複雑さです。考えるのが面倒で途中で投げ出してしまいます。

信頼できそうな本に書いてある「法人化のベストタイミング」を丸飲みで実践してみることにした

いいね

というわけで、僕は「とりあえず信頼できそうな税理士さんが書いてる本を買ってきて、それに書いてることをそのまま実践してみる」ということにしました。

一種の思考停止です笑

ですが、いいのです。あんまりこういうことを深く考えすぎて時間を使うのもしんどいので。もっと投資案件を探したりすることに時間をかけたいので、ここはエキスパートの思考に乗っかることにしてしまいます。

僕が読むことにしたのはこちら→【新版】フリーランス、個人事業、副業サラリーマンのための 「個人か? 会社か?」から申告・節税まで、「ソン・トク」の本音ぶっちゃけます。

僕が読むことにしたのは、

【新版】フリーランス、個人事業、副業サラリーマンのための 「個人か? 会社か?」から申告・節税まで、「ソン・トク」の本音ぶっちゃけます。

という本です。税理士さんが書いた本ですね。タイトル長いですが、ご容赦ください笑

こちらの本に書いてあることに乗っかることにしました。理由は以下の通りです。

本のAmazonレビューの評価が高い

レビューの評価が非常に高いです。2016年9月現在、23件のカスタマーレビューがついており、平均で4.3と高スコアを出しています。

レビューをいくつか抜粋してみましょう。

確定申告の時期になったこともあり,再度節税について学んでおこうと思い,本書を購入した。著者の本は,堅苦しい表現が少ない。そして,経営者になりたての人が,何をやらなければならないのかを的確にアドバイスしてくれるので,とても助かっている。

平易な言葉でわかりやすい解説でした。
これから起業を考えている方にはかなりオススメだと思います。
個人的に、「助成金は好きじゃない、本業で利益を出すことを目指すべき」というスタンスがとっても気に入りました。
ここ1週間毎日カバンに入れて持ち歩いた本です。
ちょっとしたすき間時間や移動の電車内でも読めます。
税理士さんが書いた税金の本は今までは固く読みづらかったりしましたが、
横書き、イラストも入っていて、
サラリーマンでも知っておきたい税コラム感覚でスラスラと読めます。
BCG判定や、増補された箇所、巻末のまとめ等、
編集の妙がいい味を出していると思います。
こんな感じですね。

著者のぶっちゃけぶりに好感が持てる

この本読んでみたのですが、著者のぶっちゃけぶりに非常に好感が持てるんですよね。

税金まわりの話って、非常に微妙な部分があるじゃないですか。特に税理士さんともなれば、あとから税務署とかに目をつけられたりしないように、本を書くときは物言いが慎重になると思うんですよね。

でもこの本の著者さんは全くそれがない笑 振り切っています。「で、要はどうなの?」ということをぶっちゃけてくれています。

僕、そういう人好きなんですよね。それで、この本の著者さんをすごく気に入ってしまったわけです。

この本に書いてあった、個人事業主でやるより法人化が特になるケース

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この本の最初のほうに『「個人がトクか」「会社がトクか」ぶっちゃけチャート』というのが出てきます。これが非常にわかりやすい。

ここに書かれている、法人化したほうが得なケースというのは以下のいずれかに該当するような場合ですね。

  • 年間収入(1年間の売上。税金を引く前のもの)が「1,000万円以上」
  • 自分の取り分と利益の合計(売上から経費等を引いたもの)が年間「400万円以上」
  • 主要な取引先が「個人」ではなく「法人」
  • 会社をつくったら、大きくしたい。上場させたい

ここに書かれているのは「サラリーマン不動産投資家」を想定したものでなく、「フリーランス、個人事業主(専業)」の方を想定したものです。

ですが、僕の場合、大体1年半後には会社を辞めることを想定しているので、そのタイミングからは個人事業主になります。なので、この税理士さんの言う基準に丸ごと乗っかってしまってよい、と考えています。

僕にとっての「法人化のベストタイミング」

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以上を踏まえて、僕にとっての法人化のベストタイミングを書いておきます。

僕の今年の賃料収入はざっくり700万円ぐらいになりそうです。ですので、「年間収入が1,000万円以上ある」という基準には該当しません。

次に利益ですが、僕は新しい物件の取得費用で経費がかさんでいるので、今年もそんなにたくさんの利益は出ない予定です。

利益見通しは鋭意計算中ですが、少なくとも400万円の利益は出ない予定。ですので、この基準にも該当しないことになります。

主要な取引先は「個人」であり、会社を大きくしたい・上場させたいという望みはありませんから、これらの基準には該当しません。

ということで、僕は少なくとも今年時点では法人化をしなくていい、ということになります。

一方で、来年にはおそらく売り上げが1,000万円を超えてくるので、来年は法人化のタイミングといえるかと思います。2017年の前半ぐらいで、法人化を実行しようかと思っております。

法人化のベストタイミングについてのご指摘大歓迎です!

この記事は自分で書いてても、なかなか「ばしっと決まってない記事」だと思います。税理士さんの意見を丸呑みするのはいいのですが、この税理士さん、「サラリーマン不動産投資家」というのを想定しているわけではないですからね・・・

なので、僕が上に書いたことは全然完璧じゃないです。あくまで現時点での、僕の暫定的な答えです。

サラリーマン投資家の法人化について、ご意見等ある方は、本記事のコメント欄などにぜひご指摘をいただけると助かります。

どうぞよろしくお願いいたします!!

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