先日、シェアハウスをつくるために新たに戸建てを購入しました。
この戸建て、数百万円しました。あいにく僕の手元にそんなお金はありませんでしたので、身内(兄)からお金を貸してくれないか頼んでみようと思い立ちました。
兄に頼むと快くOK!でした。
兄から数百万円のお金を借りるのって、普通そうそうやらないですよね?せっかく珍しい経験ができたので、今日は、家族(親・兄弟)からスムーズにお金を借りる方法について書いてみます。
目次
家族からスムーズにお金を借りる方法
早め早めに相談しておく
いきなり「○百万円貸して!」と言われたら、言われた方も面食らいますよね。
ですから、早め早めに相談しておいて、徐々に慣らしておくことが大事です。普段から小刻みにジャブを打ち込んでおきましょう。
僕の場合は、家族のイベントとかで顔を合わせたときに、軽く相談しました。その時の会話を再現するとこんな感じです。
こんな感じですね。
まぁ酒も入ってるし、実際に案件を前にしたら「やっぱり貸せない」って言われるリスクはかなりあると思いますが、こんな感じで早めにジャブを打っときましょう。
返済がちゃんとできる根拠を説明する
いざお金を借りるときは、返済ができる根拠をちゃんと説明するようにしました。
例えば、こんな感じです。
「今度買う物件はリフォーム込みで1000万円で、賃料は毎月20万円。返済は月6万円、経費は2万円ぐらいだから月々12万円ぐらい手元に残る計算だよ。
もし入居率が半分でも借金は問題なく返していける。本業の給与収入はもちろん別にあるから、万一の場合はそっちから補てんすることも可能。
1棟目のシェアハウスはうまくいってるので、このシミュレーションはたぶん間違ってないと思ってるよ」
ここまで説明すれば、「貸した金はたぶんちゃんと返ってくるな」と思ってもらえるはずです。
僕の場合は不動産投資用のお金ですが、消費性のお金だとしても同様だと思います。返済できる根拠をきっちり説明することが重要です。
金利は高めにつける(感謝の意味も込めて)
これは個人によって好みがわかれるところでしょうが、金利は高めにつけたほうが僕はいいと思います。感謝の意味も込めて。
家族ですし、お金を貸すことのメリットを少しでも感じてもらいたいですしね。
無担保で信用でお金を貸してくれるわけですから、その心意気に報いる形で、感謝の意味で金利はしっかりつけたいです。
銀行預金の金利がほぼゼロに近いし、住宅ローンは1%を切る水準ですが、僕は3%・10年の条件で兄からお金を借りました。
たぶん2%でも貸してくれたと思いますが、ちょっと上乗せしてみました。
一括返済にせず、毎月同額返済にする
毎月同額返済にしたほうが、相手は安心します。
たとえば100万円を3年間/金利3%で借りるとしましょう。一括返済の場合だと1年後に金利3万円を支払い、2年後にもう3万円、3年後に元金と利息合わせて103万円を返済するイメージですね。
でもこれだと相手は不安感をぬぐえません。本当に3年後にしっかり103万円払えるのだろうか、という不安感がどうしても残ります。
ここは毎月分割にして、返済予定表をしっかり作って、それに基づいて毎月同額を返済しておきましょう。相手が受ける印象も全然違うはず。
ちなみに100万円を3年間/金利3%で返す場合は、月々29,081円を36か月間に分けて返済していく形です。これを毎月もらえれば、相手としても安心ですよね。
返済計画表を作って送ってあげる
返済計画は口約束とかLINEだけではダメです。どんな約束だったのか、詳細を忘れてしまいますから。
返済計画表を作ってメールしておきましょう。そしてそのメールはずっと残しておきましょう。
もちろん契約書を実際に作るのが最も丁寧です。ただ、身内でそこまでするのか?という議論はあります。ここは相手の顔色もうかがいながら、柔軟に対応しましょう。
僕は返済計画表だけにしました。
返済計画表はエクセルが提供するフォーマットが良い
返済計画表はエクセルのフォーマットを使うのが便利です。
エクセルを開いて「ファイル」→「新規」を押し、テンプレートの検索で「ローン計画書」と入力すればいい感じのやつが出てきます。これを使うのが簡単です。
エクセルのバージョンが古かったりして「ローン計画書」を出せない方は、ネット上のフリー素材なども使って、ローン計画書を作るのが良いです。
どうしても借りられない場合の禁じ手…カードローン、キャッシング
銀行からお金を借りられないときは、まずは身内からお金を借りられるよう努力したほうが良いです。比較的低金利でお金を借りられる可能性が高いですからね。
場合によっては無利子ということもあるでしょうし。
ですが、上に書いたようないろんな方法を試したにもかかわらず、身内からお金を借りられないときもあるでしょう。その時はカードローン、キャッシングに頼るのも手です。
高金利である場合も多く、きっちり分別をもって使うことは絶対条件ですが、比較的金利が安めのところで借りられないかトライしてみるのはありでしょうね。
キャッシングの一括比較ができる「くらべる君」あたりで、自分がどの程度の金利ならお金を借りられるのかを見てみて、判断するのはありだと思います。
というわけで、身内からお金をスムーズに借りる方法を見てきました。何かのご参考になれば幸いです。