先日、中古戸建てを内見してきました。新しいシェアハウスを作りたいと思って。
で、内見してきたのは良かったんですが、かなーり適当な内見をしてしまったんですよ。それで今、後悔しきりなわけです。
後悔しない内見をするためには、内見時に「チェックリスト」(内見するときに必ずチェックすべきポイントを一覧化したもの)を持って行ったほうが絶対にいいです。
今日は、自分の反省の意味も込めて「中古戸建てを内見するときは、チェックリストを持っていくべき理由」について書いてみます。
一回の内見で全てを終わらせるほうが効率的
戸建てにしても、マンションにしても、内見するときにチェックすべきポイントって、たくさんあるんですよね。
たとえば、傾きはないか、雨漏りはないか、シロアリが食ってないか。
窓の開け閉めは問題なくできるか、トイレの水はスムーズに流れるか、都市ガスかプロパンガスか。
水道は上下水道に接続されてるか、キッチンはそのままでも使えそうか変えるべきか。
床は変えたほうがいいのか、壁紙は変えたほうがいいのか、などなど。
本当にたくさんあるわけです。
これを何のチェックリストも持たずになんとなく見てしまったら、当然チェックがもれますよね。
そうすると、後で家に帰って物件を買うかどうか検討するときに、「あー、あそこのあれ、どうだったっけなぁー」ということになりかねないわけです。
「うー、あそこのあの部分がどうなっていたかがわからないと判断できない!明日もう一回見に行こう!」ということにもなりかねません。
これって、ものすごく非効率ですよね。
みなさん限られた時間の中でいろんなことをやっていかなくてはならないので、内見時のチェックリストを持って行って、内見は一発で終わらせましょう。
買ってからの後悔がなくなる
チェックリストを持っていかないで内見をしてしまうと、買ってから後悔することになりかねません。
中古物件ですと、かなりのボロ物件も多いです。そして、そういうボロ物件の場合、「瑕疵担保免責」になっている物件もたくさんあります。
瑕疵担保免責というのは何かというと、瑕疵(=欠陥)があった場合でも、売主はその瑕疵の修繕義務を負わない、ということです。
たとえば、物件購入後に、実は家がシロアリに食われていたことが発覚した場合。
瑕疵担保が免責されていたら、買主が売主に「話が違うじゃないか!シロアリ駆除費用を負担してくれ!」といっても通りません。
というわけで、中古物件を買うときは、物件の質をしっかりチェックすることが非常に重要になってきます。瑕疵をしっかり見抜く目ですね。
しかし、物件のチェック項目は本当に山のようにあります。チェックリストなしですべてチェックすることは本当に難しいです。
自分の頭の中だけでやっていると、どこかのチェックがもれてしまいます。
買ってから「あそこをチェックしとけばよかった・・・」ということにならないために、物件内見時はチェックリストを持っていくべきです。
事例:1号シェアハウス
実際、僕が買ったシェアハウスでも、チェックリストを使わなかったために問題が発生しました。
1号シェアハウスの2階のトイレは非常に水の流れが悪く、購入後、いろいろと問題が発生しました。水があふれて共用部・お部屋が汚水まみれになるという大惨事も経験しました・・・。
トイレが詰まった時の一部始終は以下の記事にまとめてます。
これだって、買う前に「トイレの水の流れは大丈夫か」という項目をチェックリストに入れておけば、あらかじめ問題に気付けて手を打てていたはずです。
そこをうやむやにしたがゆえに、問題に気付かず、大惨事を引き起こしてしまいました。
不動産仲介業者さんも何回も内見を頼むと嫌がる
チェックリストをもっていかないと、「あそこどうなってたっけなぁ~、思い出せない・・・。よしもう一回見に行こう!」ということになりがちです。
でも、内見は一人でできるものではありません。必ず、不動産仲介業者さんの立ち会いが必要です。物件によっては、売り主さんが必ず立ち会う、という場合もあります。
彼らも忙しい時間をぬって、僕らのために内見に付き合ってくれるわけです。一回案内した物件を「見忘れたところがあったのでもう一回見せてください!」というのは、彼らの時間を奪うことになります。
不動産仲介業者さんや、売主さんに「めんどくさい買主だな~」と思われていいことは何一つありません。
「この買主はめんどくさいから、取引の後にいろいろ難癖をつけてくるかもしれない・・・」と思われたら、まとまる取引もまとまらなくなります。
一回の内見で全てをチェックして、詰めるべきところをクリアにして、できるだけスピーディーに判断できるのが理想です。
まとめ:チェックリストは必携です
というわけで、チェックリストは必携です。内見時は必ず持っていくようにしましょう。
チェックリストをどう作るか?ですが、長くなってきたので、また別の機会に書きたいと思います。
さくっと簡単に書いておくと、ボロ戸建ての場合はリスクと闘う不動産投資!あたりを参考にしつつ、自分なりのチェック項目を入れてどんどん更新していくのがいいと思います。