これまでシェアハウスを2棟再生してきて気づいたのですが、リフォームの知識は超重要です。知識が無い状態で、リフォームを適当にやってしまうと、軽く数百万円単位で損します。
僕は2棟のシェアハウスを再生する際、正直、かなり適当にリフォームをやってしまいました。
業者さん選定もかなり甘いやり方でした。工事の進め方、見積書のチェック等も相当甘かったです。自分でできることまで業者さんに発注してしまいました。
過去に戻ってリフォームをやり直すことができたら、大げさでなく数百万円単位で工事費用を浮かせられると思います。
そんなわけで、リフォームの知識は超重要です。これからリフォームをする方はぜひぜひしっかり勉強して、工事費用を極力抑えられるようにしましょう。
今日は、リフォーム費用を安く抑える方法について書いてみたいと思います。
目次
リフォーム費用を安く抑える方法①:自分でやる(DIY)
1つ目の方法はこちらです。DIYでやること。
「いや、そりゃ当たり前だろ!自分でやったら安くなるにきまってるじゃん!」と言われれば、まぁそりゃそうなんですが…
これがけっこう抑えられるんですよ。
壁紙張替えならどれくらい費用が浮くか
例えば、壁紙張替えについて見てみましょうか。
壁紙張替えって、㎡単位で工事費用が決められているところが多いです。僕がリフォーム工事を頼んだ2つの業者は、㎡あたり1,150円~1,200円でした。
一方、例えばDIYをやる方向けのサイトで、セールとかまとめ買いで安く壁紙を購入できた場合、㎡あたり300円以下で壁紙が買えちゃったりします。
その差、実に㎡あたり850円~900円です!
僕が過去に再生したシェアハウスを例にとると、床面積100㎡ちょっとの戸建てのほぼ全面壁紙張替えで、張替え面積は350㎡とかでしたから、
850円~900円 × 350㎡ = 297,500円~315,000円
です!
これ、けっこうでかいと思いませんか?
特にDIY好きな人とかでしたら楽しんで作業できると思います。これだけの費用が浮くんなら喜んでDIYする!っていう方も多いのでは?
DIYのメリット・デメリット
DIYのメリットとしては、何と言っても「安い」ってことですよね。壁紙張替えだけでも上記の通りかなり費用が浮きますから、これをほかの工事にも適用したら当然費用は相当浮いてきます。
あとは、DIY好きな人だったら「楽しい!」ってことですね。僕も過去に天井塗装をDIYでやった記事を書いてますが、これは本当に楽しかったです。
家族とか友人とかでDIYするのって、結構楽しいんですよ。
一方、デメリットとしては、「手間がかかる」ってことですね。
どんな道具と材料が必要か調べて、買って、実際に自分たちでやってみるわけですから、当然それなりに時間はかかります。やっていくうちに要領がわかってきて、作業スピードは上がっていくと思いますけどね。
あとは「失敗するリスクがある」というのもデメリットです。
壁紙張替えの例でいえば、うまく糊付けができておらず、壁紙がはがれてきてしまうかもしれません。塗装の例でいえば、ムラができてしまうかもしれません。
こういったことを完璧に仕上げたい!っていう方には、DIYは向いてないかもしれませんね。ざっくりでもできればいいや~、失敗してもやり直せばいいや~、という方にDIYはおすすめです。
リフォーム費用を安く抑える方法②:安く工事してくれる業者に頼む
リフォーム費用を安く抑える方法の2つ目はこれです。安く工事してくれる業者に頼む。これまた当たり前っちゃ、当たり前なんですが。
安く工事してくれる業者は以下のような業者です。ポイントとしては「事業構造上、安い価格で工事しても利益を出せる業者」を見つけるってことです。
リフォーム費用が安いのは、「外注比率が低い業者」
リフォーム業者の多くは、お客さんからリフォームの依頼を受けたとき、それぞれのリフォーム内容に合わせて下請け業者にリフォームを外注することが多いです。
リフォーム業者としても、あらゆる工事ができる職人さんを抱えきれないですから、お客さんからの依頼に合わせて外注するわけですね。
そうすると、最終的にお客さんが払う価格には、下請け業者・リフォーム会社両方の利益が乗ったものになります。
このシチュエーションで、もしお客さんが下請け業者に直接工事を発注できたら、工事費が安くなると思いませんか?リフォーム業者が乗せている利益がなくなりますからね。
下請け業者は一人親方のところも多いです。彼らは外注を一切せず、自社100%施工。
そのような「外注比率が低い業者」を見つけてきて、そこに工事をお願いすることで、安い工事費用で工事をしてもらうことができるわけです。
リフォーム費用が安いのは、「広告宣伝費をほとんど使っていない業者」
普通の人がインターネット等を使ってリフォーム業者を探す場合、大体「広告宣伝費をたくさん使っている会社」が目にとまることになります。
そりゃそうですよね。そういった業者は多額の広告宣伝費を使って、Google検索の一番上や横に広告が出るようにしていたりするわけですから。また、多額の金をつぎ込んで、キレイな自社サイトに人を呼び込んだりしているわけですから。
リフォーム費用を安く抑えるには、そういう業者に工事を頼んではいけません。広告宣伝費を回収できるだけの価格設定になってますので、割高です。
一切広告を出していないような、一人親方や家族経営の良心的な業者を見つけて仕事を発注するんです。そうすることで、価格の安い工事を実施してもらうことができるようになるでしょう。
安く工事してくれる業者に工事を頼むメリット・デメリット
メリットは、こちらも「安い」ということですね。
ここでも壁紙を例にとりましょう。
僕のシェアハウス1棟目・2棟目では壁紙張替えコストが1,150~1,200円/㎡かかりました。
一方、シェアハウス3棟目は安く工事してくれる業者にアプローチして、800円/㎡ぐらいになりそうです。いま、必死で安くて良い業者を探しているところなのですが、一部の業者さんはその水準の価格を提示してくれています。
DIY(300円/㎡)にはもちろん劣りますが、高めの業者さん(1,200円/㎡)の3分の2ぐらいで工事ができたりするわけです。これはかなり大きい!
デメリットは、「業者を探すのが大変」ということです。
工事費用が安い業者は広告宣伝をほとんどしていませんから、知り合いからの紹介や、タウンページから地道に探すなど、泥臭く探していく必要があります。インターネットでさくっと検索して見つかるものではありません。
もう一つのデメリットは「工事品質が良いかどうかがわからない」ということです。
大手のリフォーム業者でしたら、ネット上に口コミがたくさんあったりするでしょうし、そこまで大ハズレの工事をされるリスクは小さいでしょう。
一方、小さい業者の場合、ネットを探しても口コミなんて見つかるはずもなく、ある程度、話をして信頼できそうかを確かめ、思いきって任せてみるしかありません。
工事品質が良いかどうかは、やってみてのお楽しみ、というわけです。
もちろん、信頼できる知り合いからの紹介等であれば、大ハズレの工事をされるリスクは下がるでしょうけどね。
まとめ:リフォーム費用を安く抑えるには「泥臭く行動すること」「リスクをとること」が必要
というわけで、まとめます。リフォーム費用を安く抑えるには「泥臭い行動」「リスクテイク」が必要です。
DIYにしても、安く工事してくる業者さん探しにしても、泥臭い行動が必須です。それに両方失敗するリスクを伴いますから、リスクテイクすることも必要になります。
でも、その見返りとして数百万円単位での節約ができるかもしれないのであれば、チャレンジする価値はあると思いませんか?
特に賃貸経営事業者の方などは、多少の失敗をしても、ノウハウを獲得できれば、そのあとのリフォーム工事の節約によって余裕でカバーできますから、どんどん泥臭く行動&リスクテイクすべきと思います。
僕もまさに今それをやっている最中です。その過程・結果はこのブログでも書いていきますので、ぜひぜひご覧ください!
最後に:DIY・安く工事してくれる業者探しのおすすめ本
下に紹介する2冊は、DIY&安く工事してくる業者探しをする上でとても役立つ本です。僕も最近毎日のように読んでます。ご興味ある方はぜひ読んでみてください。