生活保護の方に家を貸す大家さんへ。「健康で文化的な最低限度の生活」というマンガが興味深すぎてオススメです

今日はマンガの紹介。

「健康で文化的な最低限度の生活」って知ってますか?生活保護受給者と接点を持って働く区役所職員(ケースワーカー)が主人公のマンガです。

これ、先日買って読んでみたんですが、めちゃくちゃ面白いんですよ。夢中になって一気に読んでしまいました。

大家さんをやっていると、生活保護の方に家を貸すという場面も多々あると思うんですよね。ぜひそんな大家さんにこの作品はおすすめしたいです。

何が面白かったのかちょっと説明しますね。

生活保護受給者の方がどんな人たちなのか、がわかる

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このマンガは、ケースワーカーが主人公なんですが、この主人公がいろんな生活保護受給者の方とコミュニケーションをとって仕事していくわけです。本当にいろんな人たちが出てくるんですよ。

・おばあちゃんと孫の2人暮らし(母親はシングルマザーだったが数年前に男を作って逃げた)

・鬱気味の若いニート

・体が悪い(と言い張って)一向に仕事をしないおじさん

・多重債務を抱えるも、破産の仕方・法的整理の仕方を知らなくて、ずーっと生活保護費を返済に充てて身動きが取れなくなっているおじさん

・気丈なシングルマザー

・元ヤクザっぽい(指がない)あんちゃん

などなど。こういう人たちに家を貸すんだなー、ということがリアルに想像できます。

大家として何ができるのか、考えさせられる

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僕も大家をやっていて、こういう人たちにも家を貸したいなー、と思っていたりしたんですよ。こういう困っている人たちのサポート的なことができたらいいよなあと。

まぁ、まずは自分が食っていけるようになることが大前提ですけど、そこをクリア出来たら、こういう領域にもどんどん突っ込んでみたいなぁと。

ただ、このマンガを読んだら、そんな生半可な覚悟でいると後悔するかもしれない・・・と思いました。なかなか個性強い人多そうです。家が汚れちゃうとか、失踪されるとかも覚悟した方がよさそうです。

でも、生活保護を受ける人たちにはいろんな背景があるんだ、、、というのが理解できるのはとてもいいことですよね。大家の側から見ると

「家賃払ってくれる人→いい人、まともな人」

「家賃払ってくれない人→悪い人、ダメな人、おかしい人」

という二元論に陥りがちなんですが、このマンガを読むと、本当に色んな人がいて、大家の側から一方的に責めるのもなんか違うよなぁ・・・とか思ったりするのです。

じゃあ自分として何ができるのか、っていうのはいま明確な答えがあるわけではないんですけど、でも大家として何ができるのか、というのはすごく考えさせられます。いろんな大家さんに是非読んでいただきたい。

綿密な取材に基づく徹底的にリアル描写で読み応え抜群

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この作品、作者の方が綿密に取材しているのがすごく伝わってくるんですよね。人物描写や生活保護受給者の部屋の描写がほんとリアル。

僕はこういう人たちの暮らしとかを詳しく知りたかったけど、なかなか接点が無かったので、こういうマンガはほんと貴重だなぁと。ありがたいなぁと思います。

アマゾンレビューとかでも、実際のケースワーカーや生活保護受給者の方が「リアル!」と評価しています。

福祉事務所の現場を知る者として、興味深く読ませていただきました。
本当に実態を描けているのか? と最初は半信半疑で手に取ったのですが、
とても綿密に取材されていて感服しました。
この作品を通して、生活保護業務のリアルを多くの方に感じていただきたいです。

私は生活保護をもらう側でした。というか、親がもらっていて、私はその親に養育されている子供でした。
私のいた自治体のCWさんのコンセプトはわかりやすく、私は非常に助けられ、そして今はちゃんと納税している「フツーのサラリーマン」です。

作者は何かの意見を押し付けるわけでもなく、ただリアルに現場を描いていると思うのですが、そして本当はきれいごとばかりではないですが、非常に面白く読めます。
作者にこのまま特定の政治的な意見を持って描いてほしくないとは思いますが、公務員のみなさんがどういう気持ちで、どういうスタンスで働くべきかというのがすがすがしく描かれていて、受給者、納税者、公務員それぞれの立場を理解したうえでみんなが生きやすくなるための参考書になればよいと思います。
このまま高校の教科書に載せて議論してみてもらいたいくらいです。

まとめ

というわけで、「健康で文化的な最低限度の生活」のご紹介でした。面白いですよー。今3巻まで出ています。ご興味ある方はぜひ読んでみてください。Kindle版もあります(僕はKindleで読みました)。

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