不動産投資に興味はある。けど、リスクが怖くて、物件購入に踏み切れない。
そんな方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
かくいう僕もそうでした。
今でこそいくつかの物件を保有している僕ですが、僕も最初は不動産投資を始めるのが怖かったです。
1つ目の区分マンションを買うまでは、借金を抱えるのが怖かったし、買った物件にお客さんが入ってくれなかったらどうしよう・・・と思うと、なかなか「買う」と決めることができませんでした。
でも、今振り返ってみると、2014年に勇気を出して物件購入に踏み切ったことを、本当に良かったと感じています。
もしあの時、1軒目を買えていなかったら、今の自分はないです。もしかしたら、あの時買っていなかったら、今も1軒も買えていなかったかもしれません。
そしたら、「手残り100万円を目指す」なんて夢にも思っていなかったわけで。本当に、あの時買っていてよかったです。
今日は、「不動産投資を始めてみたい。けど怖くて動けない。」というような方への、メッセージを書いてみます。当時、物件購入になかなか踏み切れなかった過去の自分に、メッセージを届けるつもりで。
目次
恐怖の原因は無知。勉強しよう
とにかくこれは強調したいことです。
不動産投資がなぜ怖いのか。それは、あなたが「無知」だからです。
真っ暗な道を歩くのは誰でも怖いですよね。一歩先に何が待っているかわからないから、踏み出せない。当たり前です。
不動産投資のリスクが怖い、でも不動産投資をやってみたい、という方は、とにかく勉強してください。勉強して、自分が知っていることを少しづつでも増やしていけば、少しずつ恐怖が無くなっていきます。
今、不動産投資に関する情報は本当に世の中にあふれています。体系的に不動産投資を教えてくれる、不動産投資の学校というようなサービスも出てきています。
今はいろんな大家さんがノウハウを開示してくれていますから、そういうのを読んでみるのもいいでしょうね。おすすめブログを過去にまとめていますので、良かったら、それを読んでみてください。
こういったところで、少しずつでも、知識を身に着けるところから、まずは始めて見ると良いですよ。
早く始めることの大切さを知ろう
不動産投資はとにかく「早く始めること」が大切です。
毎月家賃10万円もらえる物件があったとします。この物件を30歳の時に買えば、60歳になるころには、3,600万円(10万円×12ヶ月×30年)の家賃を得ることができます。
一方で、50歳の時にこの物件を買った場合、60歳時点で1,200万円(10万円×12ヶ月×10年)しか家賃をもらうことができません。
(単純に考えるために、経費や空室の話は抜きにして計算しています)
とにかく早く始めることで、家賃による利益を最大化できます。だから、一刻も早く始めるべきなのです。
もちろん、「早く買わなきゃ!」という気持ちが強すぎて、ダメ物件を買ってしまい、不動産投資に失敗してしまっては元も子もないですよ。
ただ、とにかく勉強して知識武装はしたうえで、できるだけ早く始めることが大事なんです。
僕の知り合いの大家さんがこんなことを言ってました。
「S級の物件を5年探して1棟買うより、A級の物件を毎年1棟買って5年で5棟買う方が、よっぽど手残りはいい。経験値も溜まる。」
これは本当にそうだと思います。
怖いのはわかります。けど、「早く始めることの大切さ」も認識してください。そして、100点満点の物件じゃなくてもいいから、「そこそこ良い物件」を「できるだけ早く」ゲットすることが大事です。
実際に不動産投資している人の話を聞こう
これもすごく大事です。
人は自分が見たものしか「リアルなもの」としてイメージできません。
だから、不動産投資と聞いても、それを実際にやっている人を見なければ、「どうせ地主だけができるものだ」「お金持ちだけの専売特許だ」とどこかで思いこんでしまい、行動が止まってしまいます。
地主じゃなくても、お金持ちじゃなくても、不動産投資をやって成功している人はたくさんいます。年収300万円台、20代のサラリーマンでも、大きく成功している人はいるんです。
そういう人に実際に会って話を聞くのはすごく大事です。実際に話を聞いてみると、「え、こんな”普通の人”でも不動産投資できるんだ・・・じゃあ俺にもできるかも・・・」と思えます。そうすると、やってみよう!という気になるものです。
本を読んだりブログを読んだりするのももちろん大事。だけど、実際にやっている人に会って話を聞く、と言うのは、すごく効果があります。これは理屈で説明するのがすごく難しいんですが・・・。
やっぱり人は「頭で理解して動く」のではなくて、「心で感じて動く」んだと思うんですよね。だから、本を読んで理解するだけではなくて、人に会って心を動かされる、っていうのが大事なんですよ。
実際にやっている人の物件を見せてもらおう
実際に不動産投資している人に会えたら、もし可能であれば、その人に物件を見せてもらうといいですね。
そして、その物件をどうやって見つけたのか、どこの銀行でお金を借りたのか、どうやってリフォームしたのか、どうやってお客さんを見つけたのか、家賃はいくらなのか、日々の管理はどうしているのか、月々どのくらい儲けが出ているのか、を聞いてみましょう。
そういうことを事細かに聞いていくと、具体的にイメージが湧いてきます。「自分にもできるかも・・・!」という感覚がかなり強まってきます。
とにかく始めてみよう!ただし、小さく始めること
どれだけ勉強しても、どれだけ話を聞いても、物件を見ても、結局、始めてみなけりゃわからないことはいっぱいあります。
これまで一度も大きなお金を借りたことがない人が、「1,000万円の借入契約書に署名・捺印する」ことのプレッシャーを想像することは難しい。
物件を買った後に、空室がなかなか埋まらなくて感じるストレスを感じることも難しい。
物件を買って、初めて入った家賃の嬉しさだって、想像できないでしょう。
結局は、どこまでいっても、当事者にならない限りは埋めきれない知識、というのは残ります。だから、いつまでたっても、物件を買うことへの恐怖というのは消し去れません。
最後は、勇気をもってえいやー!と、物件購入してみるしかないんです。
もうこれは、「勇気を出して、飛び込んでみてください!」としか言いようがないです。
ただ、勇気を出して飛び込む時に一つアドバイスがあるとすれば、「できるだけ小さい物件、リスクの低い物件を買った方がいいですよ」ということです。
最初の物件ですから、大事なことを見落としているリスクだって当然あるでしょう。買ってから予期していなかった事態が起こることも大いに考えられます。
でもそんなとき、小さい物件であれば、いくらでも挽回可能です。
ちなみに僕も1軒目は、かなりリスクの低い物件を購入しました。
入居者がすでに入っているファミリータイプの区分マンションを購入したんです。売主さんとしっかり交渉して、近隣の似たような物件と比べて、だいぶ割安に購入できました。そして、ローンもかなり低い金利で、固定金利にて組めたんです。
始めての借入ということで怖くはあったのですが、リスクが低い形にできたので、勇気を出して飛び込むことができました。
自分を奮い立たせる本を読もう
実は僕がこの1軒目の物件を購入できたのは、ある本を読んだおかげなんです。
その本は、高橋歩さんの「自由人の脳みそ」という本。
「自分が面白そうだと思ったことは、とりあえずやってみる」
それだけは自分の中で決めている。
20歳くらいまでは、自分の得意なことや苦手なことを考えたり、就職活動の自己分析みたいな「自分探し」をやったりしていた時期もあった。でも結局、自己分析や自分探しなんてやればやるほど、余計自分がわからなくなっちゃったんだよね。
そうやって悩むくらいだったら、自分が面白そうだなと思うことを、とりあえずやってみる。それで自分はどういうことを面白いと思うのか、そして、どういうことが好きで嫌いなのかを「体感」する。そっちの方が絶対大切だし、信頼できると思った。
僕は当時、不動産投資というものがすごく気になっていました。けど、なんだかんだ理由を付けて、実際の物件探しというアクションは起こせないでいました。
そんなとき、上の一節を読んで、「気になってるんだったら、とりあえずやってみた方がいいじゃん!」と思えて、行動を起こしたんです。そこがきっかけで、物件購入を実現できました。
こんな感じで、時には不動産投資と関係ないけど、自分を奮い立たせてくれる本を読んでみる、というのも良いですよ。
まとめ
そんなわけで、不動産投資のリスクが怖いという方へのメッセージを書いてみました。上に書いたようなことを踏まえつつ、一歩ずつ行動していけば、いつか良い物件が買えるはず。
参考になれば幸いです。