トイレの詰まりって、本当に嫌ですよね。
僕が運営するシェアハウスのトイレが長いこと詰まっていて、いろんなことを試してはみたものの、なかなか詰まりが解消しなかったんですよ。で、先日やっと解消しました。どうにもならなかったんで、最後は便器交換しちゃったんですけどね。
便器交換に至るまでの試行錯誤を皆さんにお届けしたいと思います。費用なども全部お伝えしますよ。トイレが詰まった時のご参考になれば。
目次
トイレ詰まりを解消するためにいろいろやって、最後は便器交換に踏み切った一部始終
去年の夏:突然の入居者からの連絡。「トイレが詰まりました」
僕が運営しているシェアハウスの入居者さんから、突然連絡が入りました。
「トイレが詰まって、水が便器からあふれ出しました。
溢れだした汚水が、トイレの横の部屋にある部屋の方の部屋に流れ込んでしまいました」
とのこと。
なんじゃそりゃ!なんじゃその地獄のような状態は!!!!ということで僕の中に走る衝撃。
しかし、その日は平日。平日は会社員として働いている僕は、その日対応することができません。とりあえずの応急処置としてトイレ内の掃除と部屋の掃除を入居者さんにやってもらいました・・・・
本当に申し訳なかったです。
トイレ詰まり解消業者に来てもらった!けど4万円もかかったのに詰まり直らず
そして翌日。
入居者さんが「トイレの緊急事態に即対応してくれる業者さんを手配していいか」と言うので、僕は「もちろん!費用はこちらでもちます」とお答え。
平日だったので業者さんの詰まり解消の現場には立ち会えなかったのだけど、入居者さんによると、以下のような工事をした模様です。
・とりあえずラバーカップを使って、便器の詰まりを解消しようとしてみる
→詰まり解消せず
・次に、便器の中の詰まりを溶かす薬剤を便器の中に投入してみる
→詰まり解消せず
・細長くて曲がる鉄のようなものを便器の中に突っ込み、ぐりぐりする
→詰まり若干解消?
こんな工事で、値段はなんと4万円でした。高い!!高すぎる!!!でも入居者さんには迷惑をかけてますし、入居者さんに文句言うことなんてもちろんできませんでした。
そして、土日を迎え、トイレの状況を見に行ってみた僕。
トイレの水を流してみると、まぁ普通に流れはしました。ただ、若干流れが悪い。
便器の中に水がけっこう溜まってしまい、その後やっと流れる、という感じ。詰まりは完全には解消していない模様でした。
トイレ詰まりが解消しない時の応急処置
だけど、具体的に何をどうすればよいかわからず・・・。とりあえず、僕にできることとして、以下の対策を行いました。
・超強力なラバーカップを購入(業者用)
・トイレを使った際は、必ず2回流してもらえるよう入居者さんにお伝え
ちなみに、超強力なラバーカップというのはこちら。
入居者さんには手間をかけてしまうので、トイレをいちいち2回流してもらうのは申し訳ないんですけどね・・・。もうこれはしょうがない、ということでお願いしました。
またトイレが詰まって水が溢れた
で、このような対策を施して、数カ月は何事もなく平穏な日々が過ぎていきました。しかし、先日、また入居者さんから連絡が来てしまいました。「便器が詰まって、水が溢れてしまった」と。
今回の水の溢れというのはそんなに大事ではなくて、便器からちょろっと水が出ちゃったぐらいだったようなんですが、引き続き、便器の詰まりが解消していないのは確か。
もう入居者さんにご迷惑をおかけするのも本当に申し訳ないし、入居者さんから連絡が来るたびにヒヤヒヤするのが嫌なので、「これは、抜本的に問題を解決するしかない!」という考えになりました。
職人さんにトイレ詰まりについて相談し、便器交換を決意
その当時、詰まりの原因として考えられたのは2つ。
- 便器の中に詰まりが生じている
- 便器の先の排水管の中に詰まりが生じている
1であれば、便器交換をすれば解消。2の場合は、排水管の交換とか、大規模な工事が必要になる可能性あり。
前に別の家の便器交換をお願いした、まじめな信頼できる水道設備職人さんに相談してみると、1なら数万円、2でも30万円以内ぐらいでできるとの話。
仮に2だとすると非常に多額のお金がかかってしまうんだけれど、今の状況をそのまま放置するのは嫌だと思ったので、原因を突き止め、金をかけて問題解決することを決意したのでした。
その職人さんに現在の状況を説明すると、「多分便器が古くなりすぎているか何かで、便器内に詰まりが生じているのが原因じゃないか。原因の確認と便器サイズ、トイレの部屋サイズ等も確認しないと便器が発注できないので、事前の現地調査をしたい」とのお考え。
事前調査をすると、代金に出張料が5,000円上乗せになります。便器が古すぎて型番も消えてしまっているので、型番をお伝えできない以上、なおさら現地調査をしたい、とのことでした。
僕が写真を撮って、それぞれの部位の長さを書いて送れば、別に現地調査は不要では?と思ったものの、僕もその家から遠くに住んでいましたし、僕が長さとかを測り間違えてサイズの合わない便器を発注しちゃったら最悪だし、プロの人に現場を見てもらった方がよいこともきっとあるのだろう、ということで、現地調査をお願いしました。
そして、職人さんは現地調査をした上で、「これはやっぱり、おそらく便器の詰まりが原因ですね。便器発注しましょう!」と言って、便器を注文。便器が職人さんのもとに到着した後、現地に一緒に行き、僕立会いのもと、便器交換を実施しました。
ついに、トイレ詰まりの原因が明らかに
職人さんが便器を外して、「これだ!」と叫びました。便器を外した後を見てみると、こんな状態になっていました。
何じゃこの白いやつは!
職人さんに聞いてみると、これは、便器と排水管の間に入れるゴムのようなもので、便器と排水管の間から水漏れするのを防ぐためのものである、とのこと。
こんなにしっかりゴムを付ける必要はまったくないのだけど、水漏れするのが怖い職人さんは、これをたっぷりめにつけてしまうんですって。
で、たっぷり付け過ぎて、これが、排水管と便器の間に入ってきちゃった、ということみたいです。そりゃあ水も流れにくくなるから詰まりますよね、こんなのがあったら。
職人さん、これを見るなり、「これが絶対つまりの原因です。ってことは、これさえ取り除けば便器の詰まりは解消されます!」と発言。
これを聞いた僕は思わず「よっしゃー!!」と叫びましたね。トイレのつまりにはこれまで散々苦しめられてきましたから。
ここまで来て、「あれ、待てよ、これさえ取り除けばいいんだったら、別に便器は交換しなくても、このゴムだけ取り除いて元の便器付けりゃいいんじゃないか・・・」ということも思ったりしましたが、せっかくここまで職人さんが新しい便器持ってきてるし、入居者の皆さんにも便器変えますって言っちゃってるし、まぁ、変えた方がいいよな、と思って、変えることにしました。
で、無事に取れました!白いゴムみたいなやつが!
便器交換が無事完了。水がスムーズに流れるようになった!
職人さんの便器取り付けも無事完了。トイレを流してみると、めっちゃスムーズに流れる!!!僕の中で、魚の小骨がずっとのどにつっかえているかのごとくに感じていた不安が、洗い流された瞬間でした。
今後は普通に入居者さんにトイレを使えてもらえる。自分に苦情の電話がかかってくることもない。やったー!!って感じですね。
職人さんに便器交換を依頼してかかった費用
職人さんに依頼してかかったお金は大体以下のような感じ。
- 合計6.5万円
- 出張代1万円(現地調査・交換の2階分
- 便器代3.5万円
- 工賃2万円
まぁ、6.5万円でこれだけすっきりできるんなら、安いもんです。最初っからこうしとけばよかったー。最初の詰まり解消業者に払った4万円がもったいない・・・。
というわけで、「古い家のトイレを直すための一部始終」をご紹介しました。
6.5万円ぐらいですっきりした気持ちになれるので、いっそのこと便器交換してしまうのをおすすめしますよ!
変な詰まり解消業者に頼んで安物買いの銭失いにならないように、ご注意くださいねー。